マルチに気をつけろ!

2回ほどマルチに誘われたことがあります。
どちらも東京に住んでいたときです。
1回目はキャバクラ嬢からいきなり電話がありました。
電話番号を教えていたとはいえ、一度も指名してないのにおかしいなと思いながら、何の疑いもなくカラオケに行くと、パンフレットみたいなのを出して、マルチの説明を始めました。
マルチに、はまったばかりなのか説明もたどたどしかったので、1時間ほど説明を聞き流して終了しました。
次は、ある日、お見合いパブというところで飲んでいたときのこと。
そこはそこらへんでスカウトされた女の人が無料で飲むことができ、男は一時間に数千円払って、他に気に入った女の人がいたら、お金を払ってカードを渡して話せますかと聞いてもらうシステムです。
で、カードを渡して、髪の長い20歳前後の女の人を指名してカラオケに行きました。
で、適当に雑談していたら、割のよいバイトがあるので、やらないかという誘いを掛けてきました。どんな仕事?と聞くと、事務のような営業のような仕事だと言うのです。
なんだか分からないと答えると、
じゃあ、説明会に行こうと言うので、後日、上野のビルの一室に出向きました。
50人くらい集まって、前に儲けたという人が行き、話を始めました。
その後、近くのファミレスで契約書を出されて、返金できるからということで、ついローンの契約書を書かされてしまいました。
で、マルチの子ネズミが集まって喫茶店で話をしているのを聞いたりしたのですが、
どうもノリが合わないので、私を誘った女の人に言って全額、返金してもらいました。
普通の学生サークルのノリでお金を儲けている感じです。
みんな若くて大学生が中心のマルチでした。
セミナーで話していた儲けたという人も大学生でした。
契約書を書いたときに払ったお金が5万8000円くらいだと思います。
多分入会金と月々の2万円くらいの払いが入っていたと記憶しています。
まあ、大学生ならギリギリ払えるくらいのお金ですね。
そこのマルチに入ったとしたら、月々2万くらいが無駄になくなっていたでしょうね。
無駄じゃなくするためには友達をドンドンマルチに引き込まなくてはいけないから、
友達を片っ端からなくしていたことでしょう。
結局、マルチで儲けるには敏腕営業マンと同じくらいの技が必要であると思います。
100人くらいその組織に入れるくらいの人脈と話術がないと儲けられないと思います。
で、後日談として、テレビを観ていたら、そのマルチに入っていた女の子が出てきました。
素人参加のクイズ番組です。慶応大学生と紹介されていました。
話していても確かに頭がいいように感じましたが、マルチとかクイズ番組とかであぶく銭を
得ようという発想は辞めたほうがいいと思いました。