最近読んだ漫画

このまんががすごいというランキング本の影響で漫画を久しぶりに読んでみた。
「聖☆お兄さん」１・２巻
ブッダとイエスが高円寺にルームシェアしているという設定。
なんだかボーイズラブのようなにおいもするのだが、そこはあえて描かない。節約好きのブッダとくだらないものをすぐ買ってしまうイエスの
性格描写が面白い。
イエスとブッダが現代のサブカル好きな若者として表現されている。
イエスのマイミクさんにゆださんというのがいて、ブッダにあしあとをつけるからブッダが怖がるというギャグに笑ってしまった。
というようにブッダとかイエスとかの背景もネタになっている。
だが、誰でもしっていることしか描いていないので、それほど難しい本じゃない。
面白かった。

「宇宙兄弟」１・２・３巻
兄は無職、弟は宇宙飛行士。
無職な兄が弟に追いつくために宇宙飛行士の試験を受けるという話。
１・２巻まではそんなに面白くない。
３巻から宇宙飛行士を目指す人たちとの選考をめぐった駆け引きが始まって胸を熱くする。
女性の宇宙飛行士志望の人や年取ってから宇宙飛行士を目指した人など脇役のエピソードで泣かせる。
いい奴なのだが、そいつを倒して自分が選ばれなくてはいけないという
やるせない設定がいいと思う。

「深夜食堂」１・２巻
いかにもビッグコミックに載っていそうな人情話に毎回食べ物のエピソードが絡む。
感動的なエピソードもあり、泣ける。
「孤独のグルメ」と比するむきもあるが、全く違うと思う。
孤独のグルメは食べ物が主で食べ物に対する熱さが全体に変な印象を与えている。深夜食堂はあくまでも人情話が主でもっとベタな気がする。

「このまんがを読め」というランキングの１位も読んでみた。
「ママはテンパリスト」１巻
あえて、細かな情報を排除して自分の子供を活写した育児漫画。
キムタクのような俺様赤ちゃんが主人公。
かなり性格は憎たらしいが出てくる写真を見るとかわいらしい。
ギャグにしないとやってられない育児の大変さが伝わってくるが、
それ以上に笑える。
だけど、１位にするのはやりすぎだと思う。目立たないところできらりと光って欲しい漫画だ。