女性誌探訪

2ちゃんのJJとCanCamが売れなくなってきているというスレッドで
雑誌の分析が書き込んであり、女性誌を読まないので、そういうものなのか
と勉強になった。以下転載。



JJ…80年代から90年代一世を風靡したバブル雑誌
センスや美貌は二の次、金があれば勝ちという価値観を押し付けた。
母からの譲りものだの彼氏からの貢物云百万円〜等を雑誌で披露する。
ハマブームを読めず「下品なアイコン」として無視をしてしまったという
読みをはずしたころからひたすら落下し続けた(以降浜崎はJJに出たことない)
この不景気でカジュアル路線ご時世、時代遅れ感が漂う雑誌
何度も「コンサバ復活」を目論見、特集してみるが不発が続く。
意外とスタイリストは優秀な人材がいるようだが
時代がまったく読めてないサムイボキャッチフレーズやバブル臭読モが白々しい


Cancam…えびちゃんの功労で数年前社会的ブームを巻き起こすが
お嬢さんカワイイ女性たちはふと気付く
「モデル可愛いけどよくみたら服ダサくない?」
惰性で買い続ける者もいるが、えびもえ卒業後、やはり急降下する。
えびちゃん風可愛いOLというキャッチフレーズにだまされても
ジルスチュアートやひらひら系をセンス良く載せてるのはSWEETのが上だし
単純にえびもえというモデルが好きなら姉CANに移動したし読者はシフトチェンジしてしまう。


Ray…そんなCancam路線でさらに下をいく雑誌
全体的にピンクとかひらひら系というテーマはあるものの
破滅的に服がダサい。この程度ならわざわざ雑誌をみる必要もないし
モデルもきれいだけど空回り系の残念な雑誌
ダサい娘がデビューする時にここからはいるという道もある


VIVI…上記三誌と並ぶ四大赤文字系雑誌だったが、最近のセレカジ路線、
そして個性やギャルの境界線が服ではなくヘアメイクとなったため
その影響で幅広く読まれだし少し上昇気味。一貫したカラーを持つものは勝つ
しかしギャルやセレカジ雑誌は激戦区で創刊するのもが多いため、油断大敵


PINKY…モデルをアイドル化したcancamと同じくそれがあたったセブンティーンの姉版
鈴木えみの移動も兼ねてST読者を離さないように創刊。
しかし中身はRAY並の破壊的ダサファッションな挙句Rayと違いカラーも曖昧なため迷走
高校生のノリが忘れられないけど形だけは大学生としていたい女子に支持されるが
まだまだ創刊して月日はたっていないため、化ける道は残されている


SWEET…流行に左右されず創刊当時から一貫して可愛いものを追及し
実用性ないドレスなどのファッションだが写真もきれいだし、ふろくを取り入れた第一人者。
しかしふろくも飽きられ始め、売れているせいで広告が大半だし
ファッションテーマもかなりマジョリティな方向になってしまい
だんだんと創刊当時から守ってきたカラーがうさんくさくなってきて気は抜けない
ただ、大人カワイイを提言しブームを産んだため、今一番ホットと言える


小悪魔agehaキャバクラ嬢、そしてその予備軍御用達雑誌
一般人からみたらばかばかしすぎるが、キャバ系という水面下で多く存在してたけど
気取った雑誌関係者が除外してきたという層にスポットをあてた革新的な雑誌
ファッション誌として扱うもの謎な、ギャルが流行った頃のeggのような勢い
ジャパニーズクレイジーを突っ切って、ゴスロリだのV系も取り入れたら
アゲ系という一ジャンルとして定着するであろう。


cutie…元祖個性派系雑誌
しかし原宿系雑誌の乱立、そしてzipperの風のせいでいまいちな扱いに
しかし雑誌自体を安め価格に設定し、地味に生き残る
ブランドネームは強いので、「個性なき個性派」が多い近年、
昔のように斬新なテーマをとりいれてぜひ冒険して欲しい


Zipper…奇抜なファッションで個性派に憧れる10代に圧倒的支持
写真がかわいくモデルも良いが、最近はチープ思考に走りすぎて
しまむら価格ばかりなので、ファッションを突っ切りたい子には物足りない
いくら安くてカワイイとはいえ、雑誌で300円シャツとか見たくない


non-no…シンプルなファッション、いわゆる地味な女子が買う雑誌
しかし白黒ページの読み物から着まわしまで、賢い女性のために有益な情報を流す


mini…シンプルカジュアルに加え、ボーイッシュな女子向け
あまり層のいない系統のため、爆発的に売れるのは難しいが
一定に読者はついている


スパイガール…地域に目をむけた雑誌の先駆者
お姉さん系の多い名古屋はおねえ系、カジュアルが多い関西は原宿系と
おなじ名前でも中身はその地区によってまったく違う
モデルもショップもその地域のみの情報なため支持される
しかし規模のせいかいまいち安っぽさが拭えないがストリートスナップが中心なため
知ってる子が写っていたりなど、地元を愛する若者には支持される


PS…5,6年前に女子高生にスポットをあてて大ヒットしたプチセブン
リニューアル雑誌。自称裏原宿系だがいたってカジュアル。non-noに少しオシャレさを足した感じ
ティストと年齢層を少し大人にして発表するが
すでにSEDAなど同系統の雑誌が多い上カラーの強くないティストなため売れ行きはイマイチ
思い切ってプチセブンの大学生バージョンとして
昔みたいに読み物や大学生のリアル私生活や情報をかけば結構読者はつくと思われる。


SEDA…PSとまるまる被ったターゲットを狙う原宿系カジュアル雑誌
全体的にカジュアルきどりつつ男受けを常に意識したメンズ特集やミュージシャン特集が多い
まんべんなく情報をカバーしすぎて無難なため何年にもわたり買われないが
個性派カジュアル女子がとりあえず手にとりやすいため、地味に売れる


MORE…non-no愛読者の社会人向けの雑誌。
株や婦人系病気、節約術からOLスーツ、欠点隠しまで女性誌の中で情報の有益さは高いが
地味な印象がぬぐえず、立ち位置が残念。
ファッションはnon-no系ではなく非常に保守的で、お嬢さんを目指すならMOREなのに
あまりに地味なモデル、フレーズ、装丁、写真で字が多いため気づかれない
今後はインパクトとかデザイン性を重視し、内容はそのままでいけば
もう少し広く読者がつけると思われる。


BLENDA…Popteenのお姉さん雑誌として創刊。
海外セレブをメインとし、ギャルやサーファー系も取り入れ
時代にうまく乗るがさらに海外雑誌っぽいグリッターが登場してるため
VIVIやGLITTERと読者を奪い合い状態だが、メディア戦略もうまいため今のところ安定


GLITTER…英語表記や雑誌の内容も海外雑誌をそのままパクった戦略。
流行にうまくマッチされているが、あまりにそのままなのでまだ受け入れられていない。
海外セレブ路線ブームが終われば一緒に消えてしまいそうなためもう少し工夫が必要


GISELe…海外セレブ系でも上記二誌とは違い、どちらかといえばよりロンドン風で
モードっぽさも残る雑誌。あまり競争相手のいない路線なため、GISELe系として
浸透させれると残れるが、これまたセレカジに依存しているため、あきられないかが難
敷居の高いハイファッション・モード系を読みやすくした路線でいくべき