きのこたけのこ論争の不毛さ

何度も繰り返されてきたきのこの山かたけのこ里どっちがいいかという論争だが、
ついには明治製菓が対決キャンペーンを始めたことでさらに盛り上がりを見せている。
だが、ごくシンプルに整理すると

きのこの山 クラッカー+チョコ
たけのこの里 クッキー+チョコ
の違いにすぎない。

クラッカーとチョコの組み合わせとクッキーとチョコの組み合わせどっちが好き?と論点を絞って議論すればある程度、収拾がつきやすいはずだ。
それに、たけのこの里のほうが売れていることをメーカーが明らかにしているし、ヤフー番付や大手小町などのアンケートを見てもたけのこの里が圧倒している。
というわけで、全く議論になりようにない。
その議論になりようがないものを議論にしているということはどこかにそれで得をする人がいるということになる。
明治製菓の陰謀としか思えない。
これは小泉純一郎が首相だったときの自民党のやり方と同じである。
小泉は自民党内で敵をつくり、その敵と対峙することで、自民党に注目を浴びせることに
成功した。
小泉の最大の敵は民主党であるはずなのに、民主党はいないものとされ、自民党の内部闘争ばかりマスコミは報道した。
小泉が辞めてから国民はやっと民主党という対抗軸があることに気づいて、自民党はじり貧になった。
自民党内の権力闘争を報道しても逆にうんざりするだけである。
中川秀直という人はそのことに気づいていない。
小泉時代と全く同じ発想で、自民党の中から新しい総裁を出せば、人気が回復すると思っているのだ。国民は自民党だったら誰がなっても同じだと見切っているので、もう総裁を変えても意味がないだろう。
麻生下ろしをしている人はきのこの山たけのこの里論争で止まっているのだ。
きのこの山が味わい木イチゴを出したからたけのこの里がほろにが抹茶を出した。
あなたはどっち?のレベルで止まっているのだ。
有権者きのこの山・たけのこ里って言うけど、コアラのマーチもあるし、ポッキーだって
旨いよという段階まで達しているのだ。
こんなきのこたけのこ論争みたいな不毛なことをずっとやってる自民党は早く滅びろ!