ナイエッティ

借りぐらしのアリエッティ観てきた。
一言で表すと「物足りない」。
短編を長編にしたような感じがした。
終わったときは観客はきょとんとして「これで終わり?」という顔をしていた。
男の子が祖母の家に引っ越してきて、小人のアリエッティの家族に出会う。
アリエッティは男の子に見つかってしまう。
アリエッティが男の子と交流を持つことで、家政婦に見つかってしまい、家政婦は
アリエッティの家族を捕獲するためにネズミ捕りの業者を呼ぶ。
ハラハラドキドキ。
それで終わり。
他に何もなし。
心臓病で苦しんでいる男の子がどうなったかも引っ越すことになったアリエッティの家族がどうなったか描かれない。
尻切れトンボ。
それはそれとして、面白い冒険活劇があればいいのだけど、なんか暗い。
ちっともテンションが上がらない。
宮崎アニメは絶対にテンションが上がるシーンがあったはず。
淡々と進んで、終わり。
宮崎走りと言われるあの走り方もあったし、アリエッティがよじ登ったり高いところから飛び降りたりというアクションもあったのになんでだろう、全然盛り上がらない。
唯一盛り上がったのが樹木希林が声優を務めた家政婦の小人を捕まえようとする執念の異常さだけ。
だから、観に行かなくていいと思うよ。