おばかブーム

ポール・スローンウミガメのスープという、クイズを集めた本に
「村一番のお馬鹿さん」というクイズが載っている。
ある村の住人たちは、しばしばその村一番のお馬鹿さんを相手に笑っていた。
彼はピカピカの50セントコインと、クシャクシャの5ドル札を差し出されると、
いつも喜んで50セントコインを取るのである。
5ドル札は50セントの10倍の値打ちがあるのに、なぜ彼はいつも50セントコインを選ぶのであろう?
というクイズ




答え
村一番のお馬鹿さんは、自分が50セントコインを選び続ける限り、回りの人が面白がって
コインかお札かを選ばせ続けるを知っていた。
そして、一度でもお札を取ってしまったら、コインとお札を選ばせてもらえなくなり、50セントももらえなくなるということも理解していたのだ。

最近のおばかブームの本質はこういうことである。
おばかと言うことで逆に得するのだ。
その得か損か見抜くことができるおばか芸能人は賢いと言わざる得ない。