群馬美少女図鑑

ネットで○○美少女図鑑というタウン誌が話題になっていた。
群馬美少女図鑑というのも調べてみると近所のTSUTAYAに置いてあるとのことなので、
本を買うついでに、この前もらってきた。
ファッション誌とタウン誌によくある映画情報などが合体した小冊子だった。
出ている子はおしゃれ系の子で全国誌に比べるとモデルはあんまりかわいくないと思う。
これじゃ、美少女図鑑じゃない。私の通っているスーパー銭湯とかコンビニの店員とかを出すほうがいいと思った。
だが、違うなとも思った。この雑誌は美少女を発掘するための雑誌じゃないんだ。
女の子が読んで共感するための雑誌なのだろう。
だから、元は良くなくてもおしゃれでなんとなくかわいく見える子が出ていればいいのだ。
男が読む雑誌ではないのでそれでいいのだろう。
思えば男が好きな女のタイプは元がいい人である。
プロレスラーで言えばアンドレや馬場のようにナチュラルで強い人間である。
元々の顔立ちがいい人が好きなので、よく漫画などにある眼鏡を掛けていたりしてその元の顔立ちを台無しにしている女の人が好きだったりする。
元が美人であればいいので、ファッションセンスは関係ない。
逆に女の人が好きなのは努力で美に磨きを掛けている人である。
プロレスラーで言えば猪木タイプがこれに当たる。
なので、元々美人なのにそれを磨いていなくて髪がぼさぼさだったりする女の人を女の人は嫌う。そして、元の顔がそれほどではなくても努力して美を維持している人を女の人は評価する。
だから、合コンなどにも全然可愛くない子をカワイイなどと言ってつれてくる。
これはかわいくしようとしているという努力の過程を見ているために、美に対して頑張っているから男もまた評価すべきであるという思想の現れである。
プロレスを見るときも、努力なんていらないよナチュラルに強ければいいんだと思って見ている男である。努力してようが何しようが唯物論的に美を見据えて、虚心坦懐に元の顔立ちでカワイイかどうか判断してよと男は思うのだ。
ここに男女のギャップがある。
スポーツなどでもあの選手は頑張っているからという理由で女の人は応援することが多い。
男は才能があるからという理由で応援するほうが多い。
これは男が理系、女が文系が多く、理系の学問がセンスを大事にするのに対して文系の学問は毎日の努力の積み重ねによって成り立つからではないだろうか。
文系の学問をしているうちに何よりも努力が大事と思うように女の人はなってしまうのではないかという仮説を立てたが本当かどうかは分からない。
群馬美少女図鑑にも、もう期待しない。