結婚式

この前、結婚式に行ったのだが、作家が付いてるんじゃないかってぐらいいい式であった。
結婚式のスピーチというのは八割方褒めて二割貶してというのが正直で笑いも取れてよろしい。みなさん、うまいスピーチであったのだが、新婦のおじいちゃんが泣いて話が途切れたところで私も泣きそうになった。映画を見ても泣かない女友達も泣いていた。それはそれでいいスピーチであった。
秋元康がネット上で対談をやってるのだが、清水ミチコがゲストの回を読んだ。スチュワーデスが結婚するときに同期が必ず機内アナウンスになぞらえてやったりするらしい。
新郎が「当機は幸せに向かっていきます」と言って「キャビンアテンダントは新婦の何某です」とか「人生途中乱気流もありますが」とか言う。
いや、なんか面白い。ユーモアというよりゆうもあという平仮名にしたような感覚を感じます。なんかちょっといらっと来る面白さだね。友近青木さやかに完璧にコピーして欲しい。


久米宏の「A」をちょっと見たけど、くだらねえ。タイではみんなでエアロビクスを公園でやってるって。だからどうしたの?ぬるいわ。アジアの事知ってもつまんねえ。久米宏って嫌味を言わせれば日本一って人でしょう。あと、過剰な人に突っ込んでいなしたり。久米宏っていうのは違和感をわかりやすく表明することで大衆に支持されてきたわけでしょ。ぬるいVTRにするなら、放送コードギリギリのゲストを呼ぶとか。いろいろあるでしょ。あややが日曜日に生放送に出られないから、収録でやってるなら、そこまでしてあややを出す必要ないと思うけど。やっぱり、サンデージャポンみたく一週間のニュースのまとめみたいな番組にしたほうがいいと思う。


あいくるしいを義務感から見た。伏線とかちゃんと張ってあってシナリオとしては悪くないと思うのだが、なんか見てて楽しくない。神木隆之介君萌えとか綾瀬はるか市原隼人が姉と弟で抱き合って、お姉萌えとかいろいろ楽しめる所はあるのだが、なぜなんだろう。やっぱり病気がいけないのかな。メッセージを入れすぎている気もするし、ワンエピソードに一つだけにしてほしい、教訓は。ちょっといろいろなことを言い過ぎかなという気がする。私は野島伸司の「世紀末の詩」というドラマが好きだったのだが、そのドラマは竹野内豊が情けない男を演じるというドラマで、一話一話がシンプルな主題で出来上がっていて、残酷な童話を読むかのように楽しむことが出来た。斉藤洋介が目の見えないきれいな女の人と暮らしているのだが、その人は目が治って見えるようになったとたんに金持ちでかっこいい男に走ってしまうとか。斉藤洋介が不細工という設定なのだが、それってそのままだから。面白かったなあ。というわけで野島伸司は近親相姦とかレイプとか障害者とかを出さないとドラマが作れないというわけではない。


ガキの使いピカデリー梅田という占い師が出てきた。細木数子パロディ。いんちき占い師が出てきて、コンビ別れするとか離婚するとか不吉な予言をし、それを避けたかったら、「あいさつをしろ」とか「一日に一回愛している」と言えとか平凡なアドバイスをする。ピカデリーに言われ濱田が「愛してる」とテレビ画面に向かって言うのはなんか面白かった。
脅し→平凡なアドバイスとか絶対細木を馬鹿にしている。CMまたぎという編集も真似ている。というか絶対にインチキな占い師であっても予言をされるとなんだか信じなきゃいけない雰囲気になるものだなあと思った。占い否定派の人とかこれを見たら大喜びするのではないか。