チャーリーとチョコレート工場

月イチゴロー
というコーナーをご存じでしょうか。
スマステーションで稲垣吾郎が毎月香取慎吾が選んだ映画5本を観てランキングを付けるというコーナーです。
洋画はともかくとして邦画に対しても辛辣な批評が飛び出すので驚きです。
テレビ朝日でやってるのですが、テレビ朝日が出資した映画もあるのではないでしょうか。
よく映像を貸してもらえるものだ。井筒監督よりもよっぽど影響力があると思うのですが。
今月は
一位理想の女
男の女の弱さをよく描いている。台詞がおしゃれだ。

二位ルパン
ルパンが好きだから。わくわくどきどきする。

三位シンデレラマン
いかにもアメリカ映画。感動するが意外性はない。

四位チャーリーとチョコレート工場
ブラックでシュールすぎる。
ジョニー・デップがどっかにいっちゃった感じだ。

五位SHINOBI
アクションを期待していったが恋愛物だが、惹かれ合う理由づけがない。
SHINOBI2にオファーがあっても僕は出ない。
達人達が強く見えない。
原作ではなく脚本に問題がある。
という意見でした。

ちなみにキムタクは
一位シンデレラマン
二位ルパン
同率二位チャーリーとチョコレート工場
四位理想の女
五位SHINOBIという評価。
やっぱりSHINOBIは面白くないのだろうか。

ということでチャーリーとチョコレート工場を見てきました。
★★★★☆
これってジョニー・デップのための映画なのかなあ。
工場に住んでいるウンパ・ルンパというちっさいおっさんが主役に見えた。
歌って踊って大活躍なのだもの。
途中はテーマパークのアトラクションが続くような感じです。
セットが素晴らしいので視覚的に楽しめます。
アトラクションが終わるたびにウンパ・ルンパが出てきて踊るのですが、そこを楽しめるかどうかでこの映画が好きかどうかが決まるでしょう。
毎回毎回同じ顔の人が大勢出てきて踊るのですから
ワンパターンじゃないか?と思う人もいるかもしれません。
私は逆にそこが面白かった。
なんか漫☆画太郎の漫画を読んでいるような気分。
かっこいい。あれは絶対わざとやっているのでしょう。
一本の映画の中で何度も同じ事をやって飽きさせないなんてちょっとした革命です。

最後は親子または家族というテーマで締めます。泣いてしまいました。
ちょっとこの映画についてけないなあと思う人もここで普遍的なテーマが出てきて安心して感動できることでしょう。
この映画は最初に招待状を手に入れるという目標達成への物語が来て次に同一俳優によるへんてこミュージカルが来て最後は家族愛が来るという構成になっています。
ベタ、へんてこ、ベタという三部構成。
私はベタもへんてこも好きな男なので応援したり愉快な気分になったり感動したりと三倍楽しめました。