居酒屋男

タワラ似の二人組の携帯アドレスを聞いていたので
「昨日は楽しかったです。また飲みましょうね。暇なときが有ったら誘ってくださいね」みたいなことを書いたら、
タワラ似の女の人から「かずさんは女の人に消極的なのですね」
みたいなメールが来ました。
なので、
「私はいつでもオッケーですよ」と書きました。
そしたら、「今日一時間くらい飲みませんか?」とメールが来て、また近所の例の居酒屋に飲みに行きました。
なんじゃ、その人のこと、結構好きなんじゃん、オレ?
そしたら、なんだか自分がどれだけ人と変わってるかという話ばかり。
自分がリストカッターとか親にDVを振るわれていたとか。
夜、よく眠れないとか。
友情という言葉の意味が分からない。あまり仲良くない人に親友だと紹介されると困るとか。
そういう人はいっぱいいると説明しても、自分は宇宙人だと思うとか言い出すし。自分は300年生きているとか。
美輪明宏じゃないんだから。
なんである種の女の人は自分が変わってるとか言いたがるかねえ。
まあ、そういう人でも面白い話をしてくれました。
パソコンを教えてるらしいです。
5、6歳の女の子で天性のフェロモンを持っている子がいて、膝に乗せてパソコンを教えていると指輪をしている指とか腕をサワサワと触ってきて、かわいくて仕方ない。噛みたくなる。
とのこと。
あとは、ローラーのついた椅子の上に立ってホワイトボードに何かを書こうとする。危なくて仕方ない。
おじいちゃんとおばあちゃんとおかあさんが働きに行っている
土曜の午前中に託児所代わりに預けられるとのこと。
多分、宮崎勤とかもそういうかわいいという心理が高じて犯罪に走ったのだろう。そういう男は許せないとのこと。
なるほど。
5、6歳の女の子にはなにか犯罪者を惹きつけるフェロモンみたいなのがあるらしい。十代の男女にも男女違った匂いがあって、男の子は仁丹みたいな匂い、女の子は甘い匂いがあるとのこと。おじいさんおばあさんにも加齢臭がある。
私たちの世代は無臭だとのこと。
なんか都合いいなあ。
店員にもため口でラストオーダー終わってるのにビールを出させたりして、そこのきれいなお姉さんみたいなことを言ってた。
あれ、普通に人とうまくやっていけるじゃないか。
むしろ、人間関係においてのスキルは高いくらいだよ。
なんかこういう女の人好きじゃないなあ。もっと肩の力を抜いて自分が普通だと思って自然に生きればいいのになあと思いました。