暴れん坊本屋さん

朝日新聞を読んでいたら、久世番子という人の暴れん坊本屋さんという漫画が紹介されていた。
久世という人は現役の書店員兼漫画家らしい。
その漫画が一ページ載っている。
「本屋さんはお客さんの言う本のタイトルを信じてません」
「6割がた間違っているね」
と描いてある。
あとは「新聞に載っていたアレないか?」
とだけ聞いてくる客もいるらしい。
なるほど。
私も立ち読みが好きなので、本屋によく行くのだが、
本当に漠然としたことを店員に聞いている客がいるのに
いつも驚かされる。
新聞に載っているならまだましだと思う。
うちの近所の本屋は朝日とか読売とかBSブックレビューの書評に載った本はだいたい一番目立つの棚の上に載っているし。
私が前に見たのは「2週間前くらいにテレビでやってたやつ」とか言ってる人だ。多分書評番組とかじゃないと思う。普通の情報番組で見たのだろう。それは分からないだろう。
私も普段読まないライトノベルを探しに行ったときはよっぽど本屋さんに聞こうと思った。
「なんか甘そうな奴ありません?」
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」という題名の本でブログ仲間の人が勧めていたので読もうと思ってたのですが、何度聞いても忘れてしまう。今日買ったのにもう題名忘れてるし。
ライトノベルの棚をざっと見て探し当てた。
それにしても恥ずかしい表紙の本だなあ。
普段はつけないブックカバーをつけてもらったよ。

逆に未熟な客もいれば店員もいるなあ。
この前にビデオ屋に行って「レイクサイドマーダーケースありますか?」とちゃんと発音して言ったのに、何度も聞き返された。
何度も言ったので店員はオウム返しで発音は出来ているのだが、絶対にレイクサイドマーダーケースは店員の頭の中では「れいくさいどまあだあけいす」みたいな感じでカタカナで入っていってない。
駄目だ。邦画なのにこんな題名つけちゃ駄目だ。
一般人が一度聞いて理解するような題名をつけなきゃ客は入らないだろう。
それはともかく、ビデオ屋の店員のほうが本屋の店員より商品知識において未熟なのは確かだと思う。