真木蔵人の新しい日本語文体

ヘイポーのことを書いたところすごい数の人が私のブログに訪れてくれました。
どうやら、自分で文章を考えるよりも他の人の言葉のほうが人気があるようです。
私が最近読んだ日本語の文章の中で面白かったのが、真木蔵人ブブカの連載ですね。
後半だけ引用しますね。


以下、引用。
ヒルズ族の連中はネットを走りすぎちゃって、歩くのとかタルくなっちゃったみたいね。だから基礎体力がない。警察に追われたときも、あいつらじゃ逃げられない。壁登ったり、もう普段飛ばない二十段ぐらいの階段飛んだりとか、ありえない動きを出来ないんだよ。だから、すぐ捕まっちゃったじゃん。
 六本木ヒルズの上から飛ぶわけにも行かないからね。ヒルズじゃあ逃げられねぇ。巨大ジェイルに住んでるようなもんだなぁ。最初から自分で縛ってんのに俺は天下獲ったぞなんてやっているけどな。あいつら阿呆なんだよ。警察に乗り込まれて窓開けたって、下見て「あら〜」だろ。飛び降りれないでしょ!!
悪いことすんなら、平屋に住まなきゃ。それで逃げるときは、屋根登ってタタタとニンジャスタイルでやんなくちゃ。俺はそういうのを見て育ってきてるから鍛えてあるよ。
ホリエモンもあんなにジェイルに入っているからホント基礎体力なくなっちゃうよ!!本気で腕立てとかやんねぇと、無理だよジェイルは。マジで。ヤバいガタイの奴に『お前ホリエモンだろ』つって“掘”られたりするかも知れないからな。『50CENT』並にアッチで体鍛えて、出てきたらもろギャングスターラップになってるとかじゃないと。出てきてそれだったらカッコいいけどね。「中で変わっちゃったよ、YOーン」なんて。


用語の使い方も独特だし発想も新しいです。ユーモアも交えているところがいいです。
やはり音楽活動しているだけあって文章にリズムがあります。
もっと読みたいですね。ブブカの次の号が楽しみです。