夢があるね

「夢がないね」といえば兄弟バラバラ殺人で妹が兄に言った言葉で、それに逆上して兄は妹を殺したそうです。
逆に夢があるなと思ったのは今日のリッチランドという会社が会員1万人から500億を集めていたという詐欺事件ですね。
沈没船の引き上げのための資金と言って集めるというのは
夢がある。ロマンがある。アラン・ドロンの「冒険者たち」
という映画のようでかっこよい。
詐欺事件というのは夢があったほうがかえってだましやすいのかもしれない。
夢という言葉をみんな好きだからいけない。
バラバラ殺人もリッチランド事件も「夢」という言葉のはかなさ、ばかばかしさ、薄っぺらさを露呈した事件で今年を象徴する事件だと思う。
夢ではなくて目標と言い換えようとスパという雑誌で福田和也が言っていた。
そうだと思う。
夢禁止。
目標、現状、リスクという言葉をかわりに使って
物事を考えようと個人的に思った。