働きマンといまどきのこども

働きマンのドラマを観ました。
原作に忠実な出来。
よくもわるくも破綻がない展開。
菅野美穂はもっと演技が上手かった気がするのですが。
原作の主人公は女らしさがないけれど、ドラマでは視聴者のために女らしさを出そうとしてるのかもしれませんがよくキャラクターが掴めませんでした。
やはり、ハケンの品格で仕事>恋というドラマを作ってしまったので、
それを超えるものはなかなかできない。
目新しいところがない。
しかし、原作は面白いし、原作にあるせりふも素晴らしいのでドラマとして観られる。
俳優陣も豪華で楽しかった。
脚本が優等生的で、ハケンの品格のような展開の中での『跳ね』がなく平坦な
印象でした。
でも大幅に改変すると原作ファンに怒られるでしょうし、悩ましいところですな。

ところで新任の高校の先生が自殺したというニュースが今ネット上で話題になっています。
親が学校に多くを求めすぎて、先生に負担がかかりすぎている。生徒の先生に対する態度もひどいという論調が出てきました。
確かにそうだと思います。
私の地元の友人に聞いたところ、近所の中学校は荒れ果てていて、先生の給食にサンポールを入れて先生が気分が悪くなって早退した、とか。
先生の給食のパンをボールペンで穴を開ける。
いろとりどりのチョークの粉を置いた黒板消しを教室のドアに仕掛け、先生の黒いスーツが台無し。
先生が気分が心臓が痛いと胸を押さえると「しんじゃえ」「気持ち悪い」という声が飛んだ
などの証言があります。

生徒間での同調圧力は強くなっているものの縦の関係は弱くなっているために
少しでも弱みを先生が見せると先生と生徒間(下から上へと)でもいじめが起こるということなのでしょう。

いじめばかりで嫌な社会だなあと思います。