ノムさん

今頃になって楽天が気になりはじめました。
やはり野村克也監督は面白いです。
今年は山崎という他のチームをリストラされた選手が大活躍しました。
で、シーズン途中で足を怪我しました。
ある試合では前の打者が敬遠。
満塁で山崎に打順が廻ってきます。
で、映画だったらホームランの場面でゴロで痛い足をガマンしながら全力疾走。
間一髪セーフ、勝利という試合がありました。
その瞬間泣いてしまいました。
それだけ打てるようになったのは配球を読むようになったということ。
そして、前は自分の成績しか考えなかったのにチームのことを第一に考えるように
なったからだそうです。
マー君こと田中選手もノムさんに檄を飛ばされ、打者の胸元に投げ込む
ようになってから勝ち頭にまで成長しました。
新人の嶋もノムさんの隣で監督の言葉をノートに書きつけ、立派な正捕手へと
成長しました。
古田が辞めた今年に嶋という選手が出てきたということに運命的なものを感じます。
野村監督は自分の頭で考える野球というのを重要視しています。
相手の心理を読みこんなときどうすればいいのかということを考えながらプレーすることは野球にとって大事なのでしょう。
私は団体競技が嫌いなのでよく分からないのですが、他のスポーツでも大事なんじゃないんですか。
プロ野球のドキュメンタリーを観るとそんな心理戦に私はドキドキするわけです。

で、地上派なり地上派が無理ならCSなりの野球中継の中で、もっとマニアックに技術論を展開してもいいのではないかと思います。
配球や打者心理などを野村スコープばりに駆使した放送があっていいし、
放送の途中で解説者が立ち上がって『こう打てばいい』とバッティングホームを披露する
という場面があってもいいと思います。
とにかくマニアックな技術論だけ聞きたいという需要はあるでしょうから、
どっかのチャンネルでやるべきです。
で、他のCSのチャンネルでは思いっきり特定のチームを贔屓するとかそういう差別化
があると楽しいのではないでしょうか。
楽天のように全くスタープレイヤーがいないチームでも面白く観客の熱くなる試合が出来るのですから、まだ野球の可能性は残っていると思います。
メジャーがあっても日本の野球は日本の野球で盛り上がれる要素があ