できない人研究

ヘキサゴンを視聴するようになった影響からバカ研究を続けていた。
英語のカリスマ予備校講師、安河内哲也の本によると生徒のタイプは
暗記型と理解型に分かれるそうだ。
暗記型はなんでもかんでも覚えようとするタイプ。
そして、理解型は完全に分かったと思うまで前に進めないタイプ。
暗記型でも受験勉強においてはある程度のところまではいくが、やはり理解したうえで覚えたほうが受験などは効率がいい。
暗記型には自分の頭で考えるようにしろと言えと本にはかいてある。
で、理解型には問題を多くこなすことで慣れてきて問題のパターンが分かり、成績が上がることがあるので、とにかく覚えろと言うといいそうだ。

とはいえ、考えろ考えろと言って果たして人は考えるようになり、理解型にとにかく問題をこなせと言って問題を解くようになるのだろうか。
そこが気になる。

であと、無気力型というカテゴリーというのもあると私は思う。
勉強はとにかく無理だと思って、授業中も絵を描いたり他のことをしてやり過ごそうとする。そういうタイプを一番問題にするべきだ。

ヘキサゴンのメンバーはある種、無気力型に似ていてその場をしのぐことを考えて、何も考えずにテストの答えの空白を埋めてしまうタイプだと思う。
いい加減型と名づけてもいいかもしれない。
学校などで宿題を出されても無気力型は2、3問やったところで、あきらめてしまう。
いい加減型はこんな感じだろうとフィーリングで全部埋める。で、全部間違っている。
いい加減型はある程度時間をとって勉強しているように見えるが、全く考えようとせずに
反射的に答えを書くだけなので、結局何も身につかない。
それだったら、時間が短くても集中して一つか二つの基本事項を覚えたほうがましである。

という風にいろいろなできない人のタイプが上がったが、そういう人にたいしてどうすべきか
全く分からない。
「〜〜しろ!」ということは何度も言われているだろうし、そんな簡単に変わらないだろう。
ヘキサゴンのような番組を観ているとおおむね笑って観ているものの、痛ましくてたまらなくなるときがある。
あの人たちは頭が悪いわけではないのである、ただ頭の使い方を間違えているだけなのだ。
ああいう人たちをどうしたらいいのか全く分からないけれど、何が問題なのかを提示するためにあえて書いてみた。