今日、私の観たもの読んだもの

「自分の小さな「箱」から脱出する方法」という自己啓発本を読んでしまった。
その続編もこの前読んだ。
自己啓発本はくだらないと思うが、読んで元気になるからいいかな
とも思う。実際使えたりするし。
この本は人間関係に使える。
対立する相手がどうしてもわかってくれないと嘆く前に
自分の相手に対する気持ちを変えよう。
「箱」から出て、相手をモノとして見ずに同じ人間だと思う。
それだけで、かなりの好影響がある。
いろんなところで、こういうことは言われていることだが、実践あるのみだな。


吉田秋生海街diary 1 蝉時雨のやむ頃」を読む。
ぶっちゃけ、吉田秋生は「BANANA FISH」よりも
櫻の園」や「河よりも長くゆるやかに」が好きな私。
もうああいう作品は読めないと思っていたら、この新作はすばらしい。
「河よりも長くゆるやかに」と同じで橋の上から川を眺めるシーンがある。
少年少女時代、青春時代は川の流れを橋から眺めるみたいに時間が止まって見えるけれど、大人になると河の中にいるときのように時間が早く過ぎていくよねということを 延々と描いている漫画家だ。
若いときの時間の大切さ儚さ美しさを描かせたら右に出るものがいないくらい切ない漫画を描く。
吉田秋生は神」としょこたんばりに言いたいところだが言わないでおく。

ニコニコ動画キテレツ大百科「ハダカの思い出!さくら湯ものがたり」という回を観る。
サザエさんの脚本を書いている雪室俊一先生がキテレツで自分が書いた回の中で一番好きだと言っていた回だ。
いつの間にかアップされていた。
これはいい話で、観ている間、ずっと号泣していた。
キテレツの同級生の女の子の銭湯が営業不振で閉店になって転校するかもしれないという。ブタゴリラはみんなで銭湯に行こうと客を集めるために、奮闘する。
が、結局銭湯は閉店して、取り壊される。
女の子は転校する。
湯船と煙突と瓦礫が残った銭湯。
ブタゴリラはお湯の入っていない湯船に入り、みんなもそれに続く。
見えないはずのお湯が見えるという感動的なラストだと思ったら、 ちゃんと笑えるオチがついている。
粋である。

それにしてもキムタクがキテレツ好きというのは有名で、
キテレツの主題歌「はじめてのチュウ」というのをテレビでギターを弾きながら歌っていたのを記憶している方も多いだろう。
キムタクは自分勝手な言動をよくジャイアンといわれることが多い。
ジャイアンではなくて、キムタク本人はブタゴリラになりたいのだと私は思う。
乱暴だけど本当は気は優しくいいやつみたいな。
キムタクのような人は地元の近所の居酒屋とかクラブなどに行くといる 気のいい乱暴な先輩みたいなもので、本当は内面はブタゴリラなのに 外見が男前すぎて変に人気が出てしまったがためにそのギャップで
苦しんでいるところがあると思う。
変に知性派ぶってしまうのも世間の期待に中途半端にこたえているのだろう。ああいう人は逆に人気がなくて引退してスナックとか地方で 開いたりしているほうが幸せな気がする。
まあ、勝手な想像だが。

その後、同じ雪室先生の「勝鬨橋上がれ」というこち亀のアニメを見た。
これも体が弱く転校をしてしまう同級生のためにもう上がらないことが決まった可動式の橋の機械室に忍び込んで子供時代の両さんが橋を上げるという話だ。
転校モノにどうしても涙腺が弱くなる。

自分の小さな「箱」から脱出する方法

自分の小さな「箱」から脱出する方法

海街diary 1 蝉時雨のやむ頃

海街diary 1 蝉時雨のやむ頃