森塾

上司が森塾という1教室300人くらい生徒がいる個別指導塾について話してくれたので、メモ。
森塾は全国で8000人くらいの生徒を抱えている。
全国から中間期末テストを取り寄せて、分析する。
そして、間違えやすいところをピックアップしてテキスト作りに生かす。
テキストは誰でも教えられるように、話す台詞が一字一句まで書いてある。
テキストは段階別になっていて出来ない子から出来る子まで対応している。
森塾は始めは長岡で塾を開いたが、近くに偏差値の高い大学がなく、頭のいい大学生のアルバイトがいないので、誰でも教えられるシステムを確立した。
スーツを着させるのはアルバイト学生が嫌がるので、全員に白衣を着せるようにした。
これは塾なのに、工場労働者と同じようなシステムにしたのだと思う。
作業着の代わりに白衣を着る。そして、仕事も誰でも教えられるようにテキストをマニュアル化した。塾という教育産業でも経営の理論は生かせるということだ。
他にも成績が上がった先生と上がらなかった先生の授業の時間を計り、教える時間の長かった先生のほうが成績が上がらないということを突き止めた。
多分黙々と生徒が問題を解き、勉強するほうが成績が上がるということだと思う。
個別指導の塾の場合、生徒と講師の相性が大事なのだが、その相性を全部インプットして、
アルバイトと社員のシフトを組むというソフトを作り上げた。
これは便利。
で、なんで森塾はいろいろ教えてくれるかというと他の塾にそのソフトをレンタルしたり、テキストを売ったりして収益を上げているという。
なるほど。