トワイライト

トワイライトを観た。
これはアメリカの女子高生に人気がある理由が分かるな。
日本の少女漫画みたいな映画だった。
主人公の女の子が離婚した父親の元で生活することになるのだが、退屈で娯楽のない町なのでなんとなく気が乗らない。主人公はかわいいために周りの男の子が寄ってくるけれどいまいちパッとしない男ばかりである。
そんな中、不思議な雰囲気を持ったエドワードのことが気になりはじめ、いろいろな事件を通して距離を縮めていくという話。
で、エドワードは吸血鬼だったのですという話。
なんだか吸血鬼一家のキャラクターとか説明するだけ説明して、全く生かされないまま終わってしまった。なんでも二作三作と作品が続いていくらしいから後でエピソードが生まれるのかもしれない。知らなかった。
吸血鬼が女の子をおんぶして木に登ったりするけれど、そんなのどうでもいいような気がしてくる。少女漫画チックな学園風景やかっこいい男の子が女の子を守るとかそういう女の人が好きな要素がメインになるのだと思う。
男子校の私としては共学の高校は楽しそうでなによりだと思った。
生物の授業で教室に行ったらエドワードがたまたま隣になって一緒に顕微鏡を覗いたりとか、みんなでバスに乗ってビニールハウスを見学に行くところとかこれが共学の高校かとうらやましかった。
この映画はアメリカのティーンエイジャーの夢が詰まっている映画なので、最後はプロムで終わる。
アメリカの青春映画はやはりプロムがなければダメだなと思った。
ということで、少女漫画プラス吸血鬼モノという映画だった。
なんの意味があるのか分からないシーンがあったり、脚本的には適当に見えるところもあったけれど、アメリカ人の高校生活を追体験することができて楽しい映画だったと思う。