ホリエモンはえらい。

日本テレビホリエモンが出ていて宇宙ビジネスに参入したいみたいなことを言っている。
この人もう一生遊んで暮らせるだけのお金は稼いだわけでしょ。
私だったら、その金があったら銀座のクラブに毎日通う。
あそこはだいたい夜の八時ぐらいから十二時くらいまでやってるのかな。
お金を持っている太い客ならだいたい女の子も終わったあとも食事したり飲みに行ったりとアフターが出来るらしい。同伴というのもあって、一緒に店に行くために店が始まる前にご飯を食べたり買い物したりといったことが出来るらしい。
というわけで、デートばっかりして一日時間をつぶせるわけだ。
で、そういう生き方が出来るのにまだでっかく金を稼ごうとか宇宙に参入とか夢があるところがえらいなあ。
リタイアということを考えないのだろうか。
そういう発想はお前だけだよ。みんな何かしらの使命を帯びて生きているんだよという声が聞こえてきそうだが。
ぶっちゃけ出来るなら女のことだけ考えて生きてたいなあとか実際女のことだけ考えてる。
という男もいる。
村上龍の「テニスボーイの憂鬱」という小説を傑作だと私はおもう。それは身も蓋もなく男の願望を描いてしまっているところである。
舞台はバブル時代、主人公はステーキハウスを経営していて自然に金が入ってくる。
で、たいした趣味も教養もないものだから妻子がいるのにも関わらず女遊びに精を出す。
「おれは悪くない。おれは悪くない」と自分に言い聞かせながら。
ブラジルまで行って女を買ったりモデルの女に手を出したり。
要するに金を持っても使い道がないのだ。だから女に使うしかない。
本当にバブル時代の日本人の薄っぺらな心理を描いた恐るべき小説なのであるが、意外と金を持ってるというだけで心根はあまり私と変わらないのではないだろうか。
いや、本当に男はくだらないんだって。
成瀬の「浮雲」とか「ジョゼと虎と魚たち」とか「テニスボーイの憂鬱」とか、十代の女の子に読ませたり見せたりしてほしい。
ちょっとね。男というものに対して幻想を抱いてるから若い女の子は、少女漫画とか読むとわかるけど。
いっぺんこの三作品を読んで男への幻想を破壊したらどうだろうか。その後、それでも恋愛するっていうならそれでいいけど。
男はというか私は出来るだけ多くの女と経験したいと思ってるだけの動物なんだから。
本当なんだから。