恐ろしい思想

久しぶりに集団でチャットをやった。
そこで高校生やいろいろな世代の人たちと話をしたのだが、まあいつものように菊間の話とか滝川クリステルは高校生にも大人気とかそういうのをしていたまではよかったのだが、途中、高校生の一人が作文を書かなくてはならないという話になって、高齢化について書きたいと言っていた。
高齢化か、大事な問題だよね。と相槌を打っていたら、年金払わない奴はけしからん。
という話になってそういう人は強制労働させたらいいとかフリーターになる奴は夢や希望がないからいけないんだとか。徴兵制を導入しろだとか。周りを見回してみても希望も悩みもなく毎日を生きているだけの人間ばかりだとか。むちゃくちゃなことを普通に受けねらいでもなく言っている。
プチナショナリズムという奴か。
年金払わないからといって強制労働させるのはあきらかに人権を無視した話だし国家としてやってはいけない最低限のレベルの話で、そんなことをやったら国際的な非難を浴びることである。
それから、フリーターが出るのは産業構造の中の必然であって、企業が正社員を削って派遣社員とかアルバイトとかに移行しているのだから出て当然なのである。だれかがフリーターをやらなければ社会はなりたっていかないのだ。
それから徴兵制を導入するのは憲法上から言っても国民感情から言っても無理だろう。
あと、希望はない人間はいっぱいいるかもしれないが悩みがない人間なんかはいないから。
ちょっと他人に対する想像力とかないのかな。
で、自分だけは大丈夫。自分以外は全部駄目な奴っていう確信はどこから来るんだろうな。
自分も駄目になるときが来るのかもしれないのに。
最近の若者は希望はなくしてるかもしれないが自信はあるのだな。で、人の気持ちはわからないという。
怖いことだ。


大地真央がさんまのまんまに出ている。急に猫が好きだと言い出した。ネコが好きってことだよね。また自分がレズビアンということをカミングアウトしている。


京極夏彦爆笑問題のススメに登場。通俗娯楽のススメと称して、怪談を最高のものだとしていた。
泣かせるのは簡単だ。笑わせるのも各人のツボである。怖がらせるのはいろいろテクニックが必要なのだと言っていた。
京極夏彦は作者の主張もメッセージも小説に必要ないと言っていた。ストーリーもいらないと言っていたな。なるたけイメージしないで小説を書いていると言っていた。
京極も一年うけるものよりも十年二十年流行るものを書くほうがいいと言っていた。
うーん。
小林信彦の小説とか確かに今となっては分からない箇所が多くて絶版になったりしているのだがでも私は好きだなあ。