篠井英介がキーマン 童貞論

女王の教室篠井英介がキーマンだ。間違いない。
おじいちゃんというわりには若すぎるし。おカマであるので性も超越している。
阿久津真矢がこの世とあの世を行ったり来たりの存在であるならば、篠井英介は年齢と性別を超越した存在である。
真矢に対抗して篠井英介が精神的バックボーンとして子供達を支援していくことになるだろう。


それにしても童貞が今ブームなのだが、私は数年前みうらじゅん伊集院光のDTという本を大笑いして読んだ。
この本の中で二人は童貞のイマジネーションとそれを元にした創造力の素晴らしさを語っていたのだが、二人は別に童貞をこじらせたわけではなく童貞を喪失したのも人並みだから童貞の良さを語る資格はない。まあネタとして笑いながら読めばいいし、これを真剣に捉える人はいたとしても欲望に負けて童貞を喪失するのだろうなあと思っていた。
この本は童貞を讃えるふりをしてバカにして喜んでいるのだよねと思っていた。
だが、ミクシィみうらじゅんのコミュニティを読んでみたら、童貞がみうらじゅんのサイン会かなんかに行って私は童貞ですと言ったところみうらじゅんに「がんばれよ」と言われたとのこと。これはどういう風に捉えたらいいのでしょうか。と書いてあった。
そこでミクシィの住人によって童貞を守れという声が挙がって。
その童貞も頑張りますという結論になった。
だが、町山智浩さんのブログによると

女性に縁がないまま中年を迎えた人たちは、それを隠そうとすることで対人関係において心に壁を作ってしまうし、

自分は普通じゃないんだ、という自己嫌悪と劣等感、自信喪失に苛まれ、ノイローゼやうつ病などに陥る傾向があるという。

それを治療するため、セックスを経験させてあげる「サロゲート・パートナー」という職業がアメリカには存在する。

単にセックスするのではなく、心に作ってしまった壁を取り除いてやる作業なのでセラピストとしての能力と資格を持った人が行う。

早い話、女医さんが優しくセックスの手ほどきをしてくれるわけ。

とのことである。
日本にはそういう女医はいないわけだから中年になってからも童貞の人はかなりの精神的な葛藤を抱えて生きて行かなくてはならなくなる。
日本はその代わり風俗産業というものが盛んだからいいのだろうか。
まあそれにしたって、素人相手だろうが玄人だろうが童貞を早く捨てたほうがいいに決まっているのは確かだ。これはネタにマジに答えているようでかっこわるいのだが真理である。
やはり童貞をこじらせると女の子との付き合う時の曰く言い難い呼吸というものが分からないのである。こればかりはマニュアルにするわけにはいかないのだ。実践あるのみなのだ。
簡単に言うと童貞で女の子と付き合おうとすると自意識過剰になって何をやっても緊張して失敗してしまうのだ。
セックスに関しても過剰に捉えすぎてしまい意識的になってたどり着くことができずに失敗してしまうかもしれない。
だから、あらゆるチャンネルを使って誰でもいいから贅沢を言わずにそこらへんの女の子と付き合って最後までいくことだ。
勿論、避妊もすること、必ずコンドームは着用すべき。
最後までいったあともすぐに別れずにつきあうこと。そうすると女の子というだけで緊張したり会話に困ったりということもなくなる。
ただし、キャバクラで代用しても無理だ。あれは女の子が話を合わせてくれるからだ。それにコストパフォーマンスが高すぎる。一時間や二時間で身に付くものではないのだ。
ここらへんは英会話に似ているかもしれない。
とにかく女に対してはトライアンドエラーの繰り返ししかない。トライすればするほどエラーも少なくなっていくのだ。だから童貞を守れという主張はトライの時期を遅らせることになり結果としてトライが減ってエラーも減り女性を含めた人間関係の中で学ぶことが少なくなってしまうのだ。
これは人生にとってかなりのマイナスだ。
確かに恋愛は人生の中で占めるパーセンテージは人によって異なるだろう。
私も今の純愛ブームは嫌いだ。
恋愛より私は楽しいことがいっぱいあるよという人もいるだろう。
それはそれで幸せなことだ。
だが、恋愛以外に生きがいを見いだせずにいる人というのもいるのだ。
だから、出来るだけ私は人生の選択肢は多く持っていた方がいいと考えるので童貞を早く捨てることを提唱する。