郵政民営化についての対話。

郵政やばいって言ってるけど本当のところはどうなんだろうと疑問に思った私は政治学科の大学院で学ぶ友達の元へメッセージを送りました。
その答え。

郵政民営化ですが・・・国債暴落→財政破綻の可能性はおそらくあるかもしれませんね。ただ日本の財政破綻を本当にアメリカや外資が望むのかということについて、イマイチよく解りませんね。素人考えですが、私が投資家なら投資先の破綻に自ら手を貸すなんて考えたくもありません。
 それに単に経済的な勝利を望むのでしたら、日本からドンドン吸い上げるのも解るのですが、日本とアメリカの結びつきは経済だけではなく、安全保障もありますし、日本の国力を下げることが本当にプラスなのか、その収支をアメリカがどのように考えているのか、よく私には解らないのです。
 
 ただ民営化になれば外資の皆さんは郵貯から流出した資金を元手にさっさと日本国債を売って米国債に切り替え、その結果国債の価格が下落する。その動きと連動して民営会社も自らが保有する日本国債郵貯の流出によって売らざるをえなくなる。ついでに株や為替もその余波を受けて下落して日本企業が売りに出されるといった事態の生じる可能性について、私も心配しております。そのような事態について、今の政権はあまり説明が足りないような気がします。
 それに、どうも民営会社と言っても民へ直ぐに資金が流れるわけでなく、国債の購入や財投債といったものを使って引き続き運営する方針らしいので結局民営会社の債権の不良債権化→税金投入→外資登場という流れが起きる可能性が生じることも頭の片隅に入れておいた方が良いようです。
 

 郵政賛成派の人のブログを見てみると、アメリカとの関係について、あまり語らないみたいですね。公務員への恨み節やら民主党の国会運営の酷さに目が行ってしまっているようです。
もうすこし冷静な賛成派の意見があれば、みてみたいですね。
私の偏見かもしれませんが、「グローバル化だから仕方ない」
「反対なら鎖国したらいい」とか宿命論者みたいな人が多いようです。
http://fp.st23.arena.ne.jp/keio/k0508.htm
ただ上記のブログの8月24日の記事では郵貯の流出で国債が暴落するということはありえないと書いてあります。マーケットは要はそんなにバカじゃないということが書いてあります。私もそんなマーケットの力量とやらを信じたいのですが・・・。

しかし自分で語っておいてなんですが、ユダヤ陰謀論アメリ陰謀論にしただけのような気がして、ちょっと複雑な気分ですね。


私のそれに対するコメント。
果たして陰謀論なのでしょうか。
http://japan.usembassy.gov/j/p/tpj-j20041020-50.html
こういった公式な文書に郵政民営化についてアメリカの意向が書かれていますよね。
ユダヤ陰謀論というのはユダヤ人は企業の重役にも少ないし国際的なユダヤ人の共闘という体制も取れてない有様で現状を見ても全くのでたらめというのが分かりますが、アメリ陰謀論というのは陰謀どころか堂々と日本の金融資産を狙ってきてますよね。
なんだかホワイトバンド詐欺と同じで堂々と盗人的行為をすると逆に正統化されるところがあるんですかね。

ということで非常に難しいテーマである郵政民営化をいきなり選挙の争点にして
エスかノーかを押しつけてくる小泉政権というのは非常に理不尽だから
絶対に自民党には投票しない。