有頂天ホテル

THE 有頂天ホテル
見てきました。まったく退屈しなかったですね。結構長時間でしたが面白かったです。★★★★☆。
なら、なぜ満点にしないかというとまず画質が悪い。この映画は踊る大捜査線と同じプロデューサーが作っているみたいですが。踊ると同じで、テレビみたい粒子の粗い感じでフィルムの美しさがなかったです。照明も暗いですね。
ライティングが悪いからか、画面にもうもうと煙が立っていて、なんだかサウナの中のようです。
というわけで映像は美しくないです。
ストーリー的な欠点としては、主役の役所広司が思ったより活躍しない。
やはり、群像劇といえども主役はいるわけで、その人が最後を締めるような大活躍を見せないといけないと思うわけです。
見ている間はすごく面白くて終わったあとなんか物足りないなあという感想を抱いてしまうのはそこだと思います。
とはいえ、かなり笑わせてもらったし小道具、特に携帯のカメラとか灰皿とかをうまく使っていてすごいなあと思いましたね。伏線もバリバリ張ってあるし、シナリオの教科書に使えそうな。
それから、今はベタな映画が多いけれど、ベタに行くと見せかけてもう一ひねりある脚本がすばらしいですね。
例えば、っていうとネタバレになるので言わないですが、解決かと見せかけてもう一波乱ある展開ですね。
あとは見てのお楽しみ。
DVDとかテレビで何回も見たい映画です。