プレゼンテーションの極意

プレゼンテーションの極意
このまえプレゼンをして大うけだったんですわ。
おのおのが自分で仮想のビジネスプランを考えてきて発表をするのです。
これまでの人生で初めてですね。人前であんなにうけたのは。
もう大爆笑ですよ。
それまではプレゼンの発表は、粛々と発表する側も聞いている側も緊張していて発表者がときおりギャグを入れても聴衆もふんと鼻で笑うくらいの寒々とした雰囲気でした。
しかし、私の発表のときはドカンドカンきました。


で、なにが良かったのか忘れないうちに書き留めて置こうと思います。
パワーポイントのよる発表の仕方です。
まず、アニメーションを使いました。
アニメーションというのは文字や絵が動く技法です。
絵のアニメーションはかわいいですけど、聞き手の注意がそっちにいってしまうのであんまり使わない方がいいと思います。
1箇所から2箇所くらいにとどめておくべきです。
私の使ったのは字のアニメーションです。


私は作文塾のビジネスプランを作成しました。
小論文の教え方ということで、
小論文で「少子化問題について」書くには、と文字が出ています。
あらかじめ少子化問題について考えておいてと友達に言っておきました。
そして、友達をさして「○○さん、少子化についてどう思いますか?」と聞きました。
一気に緊張する聞き手たち。
聞き手は30人弱くらいです。
「やっぱり必然的な流れだと思うのですよ。少子化というのは」みたいなことを友達は言う。
「毎日、新聞を読んでいる○○さんでも少子化について考えるのは難しいですよね」
「で、例えば、こんな風に考えたら」
と私の少子化に関する意見を出す。
「歴史的に考えると」
姨捨山を作って年寄りを入れたらどうだろう」
と文字が下から上へ出てくる。
次のスライドは
「世界的に見る」と書いてあって
「世界的に見ると子供の数は増えている」と出る。
で、文字が下から上へ。
「移民を受け入れたらどうだろう」と文字が出る。


次は文章の書き方。
「黒い目のきれいな女の子」
とスライドにある。
「黒い目の、きれいな女の子」
さあ、きれいなのは?
とすぐ答えてくれそうな賢そうな人を差す。
「女の子」
「きれいなのは女の子」
という文字が出てくる。
「黒い目のきれいな、女の子」
「これは?きれいなのは」
「目」
で、答えで「きれいなのは目」と文字が出てくる。


そんな感じで、そのあとも修飾語と被修飾語のルール「長い修飾語は先短い修飾語は後」を教えたあとに、
ちょっとだれた気がしたので、
「これ覚えといてくださいね。差しますよ」と言ったところ。
ちょっと緊張が走ったあとに大うけ。
で、またすぐ答えてくれそうな人を差してその人が発言したか発言し終えないかしたところで、
児玉清がちょっと入った司会者口調で
アニメーションで答えを出して
「おっしゃる通り」
と身振りを交えてやったら大うけ。


あとは、ブログの書き方というコーナーで
うけるブログは、自虐ネタ。とだして。
その後アニメーションで「あえてひどい女とつきあってみよう」と出したら受けました。
で、マイナスの出来事も文章に書いて人に読んでもらえばプラスになる。
「マイナスをプラスにする」とアニメで出しました。
「それがかず式」と言ったらうけました。


私は日記の改行を見ても分かるようにグラフィックセンスがない。数字にも弱いので資金計画が甘い。その二点で票が伸びず優秀賞をあと一歩で逃してしまいました。
しかし、かなりうけた。
私はバラエティ番組を多く見ています。それでしらずしらずにクイズ技法や客いじりを学んでいたのだと思います。
テレビで使っている技法を流用したのですね。

で、それは観客を巻き込んでいくという客いじりと
クイズ形式というものです。


パワーポイントの技法については市販のマニュアルを読めば
ある程度は修得できるし使っているうちにきれいなスライドが
作れるようになります。
それ以上に大事なのは聞いている人を飽きさせない
ネタの仕込みだと思います。

ネタを仕込んで準備をしたらある程度はうまく話せるように
なると思います。
私の場合は一度うけるとテンションが上がる傾向があるらしいので、緊張をしないですみました。
準備をしたあとはプレゼンは楽しんでやるといいと思います。
プレッシャーを楽しむというか。
まあ、難しいと思いますが。
私もプレッシャーを楽しむことが出来るなんて最近になるまで気付きませんでした。
でも意外と人前で話すことって快感なんですね。
またプレゼンしたいものです。