ダメな自分を救う本

ダメな自分を救う本
コールドリーディングでおなじみの石井裕之氏の本。
コールドリーディングというのは占い師とかが相手を観察をしたり、何気のない会話をしたりして相手の心理を読み取るために使う技法です。
この本ではそういった心理学を使った人と関係を円滑にするための技法はメインではありません。自分をダメだと思った人が立ち直るための方法が書いてあります。
私も自己啓発本は前にいろいろ読んでみました。読んだ後は頑張ろうと思って実行できず、やっぱり自己嫌悪に陥ってダラダラと毎日を過ごしてしまうわけで、自己啓発本のとおりやればいいのに実際は出来ませんね。
この本は出来ることからやっていこうというコンセプトです。
著者の元に前はバリバリ働いていたけれど、引きこもりになってしまった人が来たそうです。
で、著者と過去の自分を変えるために未来のために何が出来るかを相談したそうです。
「毎日部屋を掃除をします」と相談者が言いました。
「本当に出来ますか?」
「いや、無理です」
結局、トイレから出た後、トイレのスリッパをそろえるということにしたそうです。
で、相談者は真面目にトイレのスリッパをそろえたそうです。
で、一週間後相談者が来てこう言ったそうです。
「スリッパをそろえるだけではもう物足りないです。新しい課題を決めましょう!」
半年後。相談者はまた元のようにバリバリ働くようになりました。そして好きな女の人を見つけ婚約しました。
就職活動がなかなか出来ない人はとりあえず、できること
就職雑誌を買ってくるとか本当に低レベルでいいのでできることからはじめようと書いてあります。
なるほど。
で、明日までに確実にできることを七つ考えよう
とかワークが続きます。
成功したときにやってみたかったことをやってみる。
というワークも興味深かったです。
例えば、六本木ヒルズに住みたかったら、六本木ヒルズのカフェに行ってお茶だけでも飲んでみるとか。
アルマーニのスーツを一着だけでも買ってみるとか。

自分のやらなそうなことを考えてその中で出来そうなことをやってみるというワークも興味深かったです。
私も最後までワークを最後までしてしまいました。
ずっとこの本を持って目標を達成してみたいものです。
ということで、自分をダメだと思っている人はダメだと思っているだけでもそれに気づかない人よりもましなのだと考えてできることからやっていきましょう。