結婚できない男心理分析

一瞬で信じこませる話術コールドリーディング

一瞬で信じこませる話術コールドリーディング

コールドリーディングの石井裕之先生の本をまた読みました。
「一瞬で信じこませる話術」という本です。
人間は二種類に分かれるそうです。
MeタイプとWeタイプ。

Meタイプは「私」を基準に考え、感じ、行動するタイプ。
「自分をしっかり持っている」「冷静・主体性がある」「自分で決めたことをしっかりやっていく」
半面「利己主義的」「気難し屋」「冷たい」「何を考えているか分からない」という印象があるそうです。
みんなとワイワイやるのが苦手で趣味も仕事も自分ひとりでできるものを好むタイプ。


Weタイプは「私たち」を基準に考え、感じ、行動するタイプ。
「付き合いやすい」「人懐っこい」「割と誰とでも友達になれる」タイプで社交的でみんなから可愛がられるけれども、悪く言えば「自分の意見がない」「他人に影響されやすい」「主体性に欠ける」「感情の起伏が激しい」という面があるのだとか。
調和を大事にするから人間関係の悩みが多いし、深刻になってしまうのだとか。人との距離が近い仕事に向いているそうです。

で、話や外見から自分の前にいる人がこの二つのどのタイプに当てはまるか考えていき、信頼関係を築いていくための本です。

ドラマの話。
結婚できない男」は典型的なMeタイプの阿部寛とWeタイプの夏川結衣が引かれあうという話です。
実は恋愛というのはMeとWe二つの違ったタイプの人が惹かれあうものらしいのです。
人間は自分にないものを求めるからだそうです。
で、私も一人が好きで偏屈なMeタイプなので誰とでもうまくやっていけるWeタイプが好きですね。
私のことはともかく、今回は阿部ちゃんと夏川さんがお好み焼き屋に行きます。
阿部ちゃんが具の混ぜ合わせ方から青海苔の載せ方までこだわって焼くので場に緊張が走ります。
こんな感じ
夏川がお好み焼きをかき混ぜていると
阿部「それはどういう趣旨でやられているのですか?」
夏川「趣旨?」
阿部ちゃんはお好み焼きの具をかき混ぜるのは空気を入れるためにやるのだと言って、夏川さんがなおも混ぜようとするとキャベツの水分が出るからあまり混ぜないほうがと言う。
夏川「マヨネーズは?」とマヨネーズの容器を取ると
阿部「邪道です」と一喝。

夏川は場の雰囲気を読んで調和を取れるような人がいいと
今回言っています。
しかし、本当はそんな人は好きではない。阿部ちゃんのような「私」を大事にする人が好きなのです。
それを本人も気づいていない。
こういう人と上手くやれる人はひとりを大事にするどちらかというと変人タイプとうまくやれるのです。
間違いありません。

で、このドラマの構成ですが、ストーリーがほとんどありません。
今回は嫌なやつの建築の注文を受けるかどうか、という話。
前回は阿部ちゃんが人を自分の部屋に上げるか上げないかというだけの話でした。
ひねったストーリーがなくても面白いキャラクターを描けば
面白いドラマが出来上がるというのがよく分かりました。