結婚できない男ほか雑記

テレビ雑記
結婚できない男は犬を阿部ちゃんが預かることになって
犬なんか嫌いだと思っていたのに段々かわいくなってしまうという話。
犬にボールを拾いに行かせ、途中でボールを投げるふりを
しているのに犬が必死でボールを探している姿を見て
なんだかぐっと来る阿部ちゃん。
ボールを投げたら川へ。寂しそうにボールを見る。
阿部ちゃんと犬。
なんだか小津安二郎の映画みたいだ。
ドラマとは思えないほどの間を取っているのだ。
阿部ちゃんの母親と阿部ちゃんとの会話もいいな。
老人ホームに入ろうと思ってと母親。
51インチサラウンドスピーカーつきか俺が入りたいくらいだ。と憎まれ口を言い合う。
で、それが本編と関係ない。
多分最終回あたりで、同居することになるのだろう。
犬は隣に住んでいる国仲涼子の元へ。
犬は阿部ちゃんを見つめるが、やはり飼い主に従って
部屋の中へ。その犬の逡巡の演技が素晴らしい。
で、阿部ちゃんは「忘れよう」と言って部屋の中へ。
がらんとしたマンションの廊下。
まるで、男女の別れのシーンのような演出。
寂しいが、面白い。
ベタだが犬がいなくなり、大声で犬の名前を叫び阿部ちゃんがおもちゃのぬいぐるみと間違えて川の中へ入っていくシーンも良かった。その姿を見つめる夏川さん。泣きました。
「かっこいいことはなんてかっこわるいのだろう」という言葉を思い出しました。


最近テレビをチラチラ観ているとトーク番組でほしのあきというグラビアアイドルが話していました。
やっぱり乳が大きくなってきたとか歳を取ってから売れた話とかの話でした。
それがネットの検索をしながら延々と3、40分続きます。
後のコーナーのために待機して観ていたのですが、退屈でした。やはりパブリックイメージをそのままなぞるようなトークを繰り広げても面白くないですよ。
ほしのあきが悪いのではなくて、やっぱりグラビアアイドルに含蓄のある話とかできないと思います。グラビアアイドルをバカにしているわけではなくて、そういう場ではないからです。


で、この前爆笑問題の番組を観ていたら小沢一郎が出てきて太田光と対談しました。しかし、20分しか時間がない。
せっかく日本の反小泉の代表格の2人なのに。
20分しかないから話もそれほど噛みあわないし、見ごたえがなかったです。で、時間がないのかと思ったら最後のほうではオヤジなのにサーファーの人たちの特集。どうでもいい。
そんな特集なんかなくていいじゃないか。小沢一郎をせっかく呼べたのだからたっぷり話を聞けよと思ってしまいました。
堂本兄弟」にかまやつひろしが出てきたときも、ゲストで堺正章が出てきて何度も聞いたスパイダース時代のエピソードを話して終わりでした。
かまやつひろしという素が見えない謎の人の話をもっと聞きたかったのに。
テレビ局はバカにしてますな。視聴者を。
安全パイを並べとけばいいやみたいに思っています。
官僚的な発想なのです。
ほしのあきの巨乳話とかオヤジサーファーとかマチャアキとか
の餌を与えておけば視聴者が食いつくだろうとタカをくくっているのです。
でも私は実用的ではないかもしれないがためになる話を聞きたい。
日本のテレビの特徴としてひな壇に並んで誰かが話して
ワイワイそれを突っ込むというのがあります。
外人が日本のテレビを観て始めに気づくのがそのことらしいです。テレビに出ている人が多すぎると。
アメリカのテレビ映像で1対1でスターに司会者がインタビューをしているのがよく紹介されますよね。
そういうじっくりと話を聞くような番組があってもいいのではないだろうか。充分成り立っているし。
アクターズスタジオのインタビューとか面白いじゃないですか。
日本のテレビのひな壇バラエティ番組も面白いといえば面白いのですが、そればっかりだと飽きますよ。そんな番組の劣化コピーを続けていたらくだらない番組も増えますよ。
だから、1対1のインタビュー番組を作ってみてはもらえないだろうか。一つくらいそういう番組があってもいいと思う。
テレビ局のバラエティ人は空白とか笑いがないのが怖いのだろうな。
結婚できない男の演出と違ってバラエティの人たちは間をとるのが苦手なのだろうな。
くるくるドカン」とか「スタ・メン」とか「堂本兄弟」とかのフジテレビのバラエティの人たちはちょっと…どうなんだろう。××なのかな。