猫殺し

天唄歌い

天唄歌い

http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2006/08/post_3aec.html
最近日経新聞坂東眞砂子という作家が猫殺しをしていると
カミングアウト。
なんでも去勢手術をさせるのは猫としては嫌だろうから、
子猫が生まれたら崖から捨てているのだとか。
最低だわな。
去勢手術と猫殺しと同じレベルの話ではない。
去勢手術がいけないのなら、人間のパイプカットとかも
いけないことになるし。
去勢より明らかに猫殺しのほうが悪いでしょう。
というのは正論である。
きっこの日記では直ちに日経や坂東の住んでいるタヒチのフランス大使館や動物愛護団体に抗議すべきであるとのこと。
ご丁寧に電話番号やメールアドレスまで載せている。
しかし、坂東がこれをフィクションであると創作であると
言い切ってしまったら、終わりではないだろうか。
一つの表現手段でありました。妄想をそのまま小説として乗せてみました。世論が怒るのも想定内の芸術活動でした。
と言ったらどうなる。
わざわざフランス警察も調査しないだろうし、坂東の事件は
終焉に向かうだろう。
と言うように作家というのは倫理的に悪いことも小説の中だったら肯定できる存在である。
そんな作家の書くことをいちいち検閲みたいなことをして
載せなかったら、その新聞社は言論の自由を失ったことにならないだろうか。
差別的な言辞や人間の尊厳に触れるような事柄以外は載せる権利が新聞社にはないだろうか。
猫殺しは最低だが、言論の自由を脅かす集団行動も嫌な気がするのである。
もちろん、この作者のやったことは論外。叩かれる覚悟があるみたいだから、いくら叩かれてもしかたないのかもしれない。しかし、日経に対しては責任を問わないほうがいいのではないだろうか。
そんなことをやっていると自分の言論の自由もなくなってしまうと思う。