アンテナ

最近車のラジオの調子が悪いのかAM放送が全く聞こえなく
なってきました。
何が悪いのでしょうか。アンテナでしょうか。
車のアンテナというのはどこについているのかさえ分かりません。
カーコンビニ倶楽部に行ったほうがいいのでしょうか。

同時に面白いものを見つけようという私の体の中のアンテナも
鈍ってきました。

前に放送作家セミナーに行ったときに言われました。
面白いものは自分で見つけるものだと。
本当にそうだと思います。
芸人で面白い出来事ばかりに遭遇しているような人がいます。
しかし、面白い出来事に遭遇しているわけではなくて、
それを覚えているかだと思うわけです。
一般人とそう体験したことは変わらなくてそれを面白いと思うか思わないかの違いだと思うのですよ。
この前、ガキの使いを観て、松本人志の話を聞いたら
なんだかジワジワ笑いがこみ上げてきました。
山崎邦正と同じ部屋に寝ていたら、白目剥いてカーカーといびきがうるさいそうです。
で、松本は耳栓をして寝たそうです。耳栓をしたら逆にいびきが気になって「うん、もういびきは終わったかな?」と耳栓を取ってみると、「いや、終わってない」で、耳栓をつける。
で、あ、いびき終わったかなと思うとまだ終わってないの
繰り返しで「全然眠れへん」だったそうです。
こういうことって誰しもあると思うのです。
で、それを覚えておいてネタにするかしないかだと思うのです。
ビートたけしもノートを持ち歩いていて、自分にあった出来事を書き留めていたそうです。
オールナイトニッポンでは毎週フリートークがありますから、
そのネタを探していた。
で、ノートを持ちあるいているとたとえ自分が不幸な目にあっても嬉しく思うらしいのです。
フリートークの話が出来たって思うらしいです。

なにげない一瞬のアイディアとかひらめきとか漠然と思ったことというのは実は大事ですよね。
経営者でもお店に行ってみてなにか漠然と思ったことを
形にしてみたらヒットしたというのはたくさんあると思います。例えば、スーパーに行って並ぶのが嫌だなあと思ったとしたら、レジに並ばないスーパーを作ればいいのかと思うとか。
アメリカにはなるべく客が並ばないように工夫しているスーパーありますよね。ウォルグリーンでしたっけ。
ウォルグリーンは薬をドライブスルーで売ったりもしています。これもアイディアですね。

日常の中で面白いと感じたことは人に話したり日記に書いたり
小説の中に書いてみたらいいと思います。自分が面白いことを書くのが一番だと思うので、どうせ自分しかこの面白さ分からないと思うことが結構反響があったりもするし。
自分が面白いと思うことを書くのが一番文章としても
いいと思うし。なんかみんなが書いているからおれも書いておこうかというのは不誠実な気もするし。
ドラマや映画でもこういうものを作っておけばみんな観るだろ
と自分も面白いと思っていない作品は観客もひいてしまいますね。最低限、自分が面白いと思うものを作って欲しいものです。

松本人志の笑いというのも自分しか分からんやろ、この笑い
と本人は思っているかもしれません。でも結構松本信者はいるし、一般の視聴者向けに作っていないDVD「頭頭」とかビジュアルバムの三部作も面白いと思いますね。

そんなふうに日常の生活の中から面白いものを引っ張り出そうと思っている私ですけど、なんか暑いし眠れないし疲れてしまいました。睡眠薬を服用しているのですけど、3、4時間眠ると起きてしまいます。そうすると集中力がなくなって
面白いことを見つける気力がなくなってきます。
いかんとは思います。日記を書かなくてはと思って常に何かネタはないかと探しているのですけど。
ちょっと疲れました。