ハケンの品格 第8話

今回は里中主任(小泉孝太郎)とマーケティング課の企画、ハケン弁当を桐島部長(松方弘樹)に頼まれ東海林主任(大泉洋)が横取りしてプレゼンを任されるが…
という話。
すんなりとその話を呑み、里中主任は派遣社員にアンケートを
採り、お客様に喜ばれるものを作りたいのだと語る。
その言葉を小学生の作文ですかとバカにしながらも大前春子(篠原涼子)は結構その言葉が心に響いているのだ。
東海林主任は里中主任を左遷すると桐島部長に告げられ、
逆にいつも優しい里中主任につらく当たってしまい、喧嘩になるという展開がよかった。
人に悪いことをするとその罪悪感が攻撃に変わるものなのだ。
大前春子は今回は栄養士の免許を使い、わざわざ漁に出て魚を釣り、ハケン弁当を作る。
プレゼンで東海林主任は私の企画ではないとバラしてしまい、
桐島部長の怒りを買う。会社を出る東海林。雨が彼の心情を表す。
中島美嘉の曲が流れ、「私はいつも無力で」
という歌詞のところで、東海林の大前春子に伝わらない
無力さが出るというわかりやすい演出。
このドラマはほぼ毎回、中島美嘉の曲の「無力で」というところで、会社に対する社員の無力さを伝えている。
今回は会社に対する無力さとともに恋愛に対しても登場人物が無力であることがわかった。
裏に大前の携帯番号が書いてある紙をそのことを知らないで東海林は捨ててしまった。
大前もまた恋愛においては無力なのだろうか。
来週が気になりますな。