冠婚葬祭のひみつ

冠婚葬祭のひみつ (岩波新書)

冠婚葬祭のひみつ (岩波新書)

一日遅れ
最近桃の節句とか端午の節句とかが省略される傾向にあるそうだ。というのも住宅事情からひな壇やこいのぼりなどが邪魔であることにみんなが気づいてしまったからだ。
昔からの伝統をないがしろにしてけしからんというわけではなくて、若い人のほうがイベント好きだから子供の他の行事に関しては積極的だったりするのだ。
たとえば、子供にもちをしょわせる初誕生日の儀式。
一升餅や力餅というらしい。
この儀式は若い世代の9割が知っていて実施率は8割とのこと。
ぜんぜん知らんかった。
知ってた?
このことを「冠婚葬祭のひみつ」という岩波新書の本で知ったのだけど、他には仲人というものが最近は消失していて、
媒酌人(結婚式当日だけの仲人)を立てた結婚式は首都圏で
1%未満とのこと。
そういえば、最近、仲人という言葉を聞かないと思った。
で、結婚式も葬式もパラレルになっている。結婚式は友達を呼んでのパーティーぽいものになっていってて、葬式は家族葬のようにこじんまりとダウンサイジング化している。
これは終身雇用制を中心としての企業社会の崩壊が原因だという。
結婚式も葬式も会社の人を呼ぶものから友達とか家族を呼ぶものに変わったとのこと。
なるほど。