ナイトミュージアム

ナイトミュージアムという映画を観た。
笑った。
劇場で大笑いするのは珍しい。
ベン・スティラーは珍発明家だが、子供のために定職に就くことを考え、深夜の博物館の夜警をする。
その博物館は夜になると恐竜の化石や剥製や人形たちが動き出すのだった。
予告編で観たときは、恐竜の化石や剥製が動き出して、
ベン・スティラーがびっくりするっていう映画だろ
と思っていた。
だけど、それだけでは終わらない。
博物館が舞台なだけあり、歴史上の人物や民族をギャグにしたりする。観客は子供も多いと思うがそれを上手く説明して
世界史の知識がなくても楽しめる。
世界史の知識があるともっと楽しい。
ストーリー展開は主人公が子供の尊敬を取り戻すというホームコメディのよくある展開なのだが、感動的なシーンを感動的に描くが故に笑えるという高度なことをやっている。
なにしろその感動的なシーンの登場人物が歴史上の人物なのでそれだけで笑える。
シュールという言葉は使いたくないが、ベタな笑いではないことは確かだ。
ハリウッド映画の笑いは低俗だと思っている人こそ観てほしい。
アッティカオクタヴィアヌスやセルドア・ルーズベルト
大活躍というだけでも面白そうではないか。
アッティカと主人公が和解する場面はガラガラの劇場で大笑いした。
観たことのない笑いに直撃され1時間50分というちょうど良い時間にも満足して劇場を後にした。