さんまのまんま

「さんまのまんま」と「いいとも」に松本人志が出た。
ニコニコ動画にもう動画が上がっていたのでたった今見た。
かなり面白かった。さんまのまんまは関西では早く放送がはじまるのだ。
犬猿の仲といわれるさんまとも話が盛り上がっていた。
松本丸くなった。松本丸くなった。
とよく聞くのだが、確かに丸くなったと思う。
「いいとも」も「さんまのまんま」も緊張しているらしく、声がいつもより大きかった。大きな声を出していると自分のペースになるというのは本当だなと思った。話がだんだん面白くなってきた。
素人お笑い評論家みたいで松本人志について語るのは、嫌なのだけど、松本が丸くなったのはそっちのほうが面白いからだと思う。
一時、自分は天使だとかかっこいいとか極端なことを言っていたが、その後それに飽きたのか、「僕らみたいな4流芸人の話を聞くだけでお耳よごしになると思いますが」みたいな急に謙虚なことを言うようになった。
そこらへんから謙虚でいるほうが面白いということに気づいたような気がする。
同時に毒舌芸人と言われる人たちが台頭してきた時代だと思う。
2ちゃんねるも流行りはじめてきた。

そこで、社会全体が人をあしざまに攻撃したり、本音とか毒舌などが当たり前になっていった。
社会がそっちに行くと芸人としては逆に自分の弱さとか人の弱さみたいなものを肯定しつつ出していくほうが新鮮に見える。
さんまのまんまでもいいともでも人の悪口はほとんどなかった。自分の弱さをさらけ出す話が中心であった。
そんな姿勢は絶対に正しいけれど、私もできていない。たまにというかいつも悪口ばかり言ってしまうので見習おうと思う。