パパとムスメの七日間

面白いじゃないですか。
パパとムスメの7日間。
ガッキーと舘ひろしがの心が入れ替わって、舘が女子高生の言葉遣いをするという一点だけが面白いと思ったら違った。
脚本もよくできていた。
ガッキーの心で舘ひろしの体を持った主人公が女子高生の
心を持っているがゆえに硬直した官僚的な化粧品の大企業に新風を巻き起こすような行動に出る、というところはビッグという映画のようではないか。
化粧品会社の顧客を見ずに創業者一家の出である社長のほうに向いている御前会議もあるあるという気がした。
ガッキーの体で舘ひろしの心のほうはおっさんの心が男子高校生無理やりデートをさせられるというシチュエーションが面白いし。
この7日間ということで全部で7回しかないというのも素晴らしい。
普通のドラマのように10回とか11回であったら、とっくに正体がばれるところを7回くらいならばれないし、舘が女子高生のしゃべりをするという面白さにもなれないまま最終回を迎える。
で、日曜日最終回である。
佐田真由美が意外と大きな役で出ていて非常に悪役であることにも驚いたが、どう結末をつけるのだろうか。
とにかく、おっさんの古臭いしゃべりかたをするガッキーと女子高生しゃべりをする舘ひろしの萌えキャラクターだけで終わらずストーリー性もあり、分からないであろうパロディを織り交ぜていくところが面白かった。
パロディを知らない人も充分楽しませながらも遊び心を持っている製作者サイドのテンションが伝わってきて愉快なドラマであった。