ガリレオ 第4話

第3話の気の抜けた脚本に比べてこの回はよかった。
明らかにリキの入れ方が違う。
天才物理大学院生(香取慎吾)が殺人兵器を売るための実験として人を殺す。
その院生と福山雅治演じる湯川との対決である。
この回は倒叙ものといって、最初から犯人がわかっている形式である。
テレビドラマはその形式になじむ。
例えば刑事コロンボとか古畑任三郎が例として挙げられる。
犯人を最初からバラすことで犯人にスターを起用することができる。
犯人あてだとスターが一人まぎれこんでいるとあきらかに怪しいとなるからだ。
ということで、刑事コロンボが生み出したこの形式は素晴らしい。
今回のガリレオ香取慎吾福山雅治の一騎打ちになる。
デスノートを思い出した人が多いようだが、刑事コロンボの影響下にあると考えるほうが
自然であろう。
コメディリリーフ的なポジションの渡辺いっけいの演技も素晴らしかったしワトソン役
がはまってきた柴崎コウもよかった。
ネット検索で殺人兵器のサイトを見つける場面やネタばれになるのでいえない
香取慎吾福山雅治の最後の対決のシーンのひねり方に見ごたえがあった。