スウィニー・トッド

それにしても腹が立つのが映画が終わった後に出てくるカップルの感想を立ち聞きしてしまった
ときですな。
今日もスウィニー・トッドを観て傑作だなとエスカレーターに乗っていると、おしゃれ系を気取りつつも白痴面したカップルの女が「展開が全部予想できた」とぬかしやがった。
そうだよ。そういう映画なんだよ。
おとぎ話のように単純なストーリーの映画にしてあるんだよ。
だけど、おとぎ話の物語の力があるから感動するんじゃないか。
なんども同じ曲がループし同じジョニー・デップがかみそりで人を殺すという展開が
つづくけれどそのくどさや禍々しさ不潔さなどをひっくるめて昔の近代になって
整理してしまう前のおとぎ話とか童話の世界を描いているんじゃないか。
童話に対して展開が全部予想できたとかいって文句つけるわけ?
あほか。
というように論破してやりたくなりましたが、映画館で映画を見た後に他の観客の感想を
聞いてしまうというのも映画の醍醐味であります。
友達はキル・ビルを観た後に女の子同士で来ている観客がごめんこんな映画に誘ってと
あやまっている姿を目撃したそうです。
私的にはキル・ビル最高という感じなんですけど。
つーことで観客の反応も含めて映画というのはいいものですな。
映画館で拍手が起きることはほぼないわけですが、シャルウィーダンスとスクールオブロックを観たときだけは起きました。そんな映画をまた観たいものです。