自己啓発本を図にしてみた。

パワーポイントで作ったのになぜかアップロードできないので、はてなのおえかき機能を使って
最近流行っている自己啓発系の本を図にしてみた。
これは自己啓発ではないというのも入っているかもしれないが、
「ポジティブになれ!」
「自分が変われ!」
という主張が根底に流れていると思う。


読みにくいだろうが、縦軸上から
「俺を信じろ」
「学べ」
というベクトルになっている。
俺を信じろというのは私の言っていることは確かなので、信じるべきだ。
別に他の本などは読まなくてもいいよ。
ということ。
学べというのは他のいろいろな本を読んで教養を身につけろということ。

横軸は。
論理的というベクトルと
スピリチュアルというベクトル。
論理的というのは今までのいろいろな例証や経験からとか宗教学や脳機能学などから
とか裏付けがある。
まずはスピリチュアルのほうは結論がありきである。
こうこうこういうふうにしたらこうなりますよという感じである。

江原さんと美輪さんの本は実は逆に位置する。
両方ともこうしたほうがいいと書いてある本だが、江原さんはそれほど教養は大事にしていない。美輪さんはまず教養を身につけろと言ってリストがついているような本を書いている。

江原さんを批判する苫米地英人の本は論理を大事にしているが、洗脳には洗脳で対抗しろという
考えで、どうせこの世は全部洗脳、どうせ洗脳されるなら私に洗脳されなさいということで、
俺を信じろのベクトルが強い。
そして、論理性も高く、脳機能学というのを持ち出してくる。
俺を信じろベクトルでは江原さんと同じ位置にいるが、論理とスピリチュアルという面では
逆ベクトルにいる。

真ん中の石井裕之は心理学者である。心理学というのは学問としての論理性と文学のような非論理的な部分もあるので真ん中である。でおれを信じろというほど教祖のような感じもしないし、
いろいろな本を読めというような教養主義があるわけでもないので、真ん中。

茂木健一郎は論理とスピリチュアルの真ん中、嬉々として美輪さんと対談をしたり、
白魔術師になると宣言しているところもあるが、学者としてまっとうな位置にいるので、
論理スピリチュアルベクトルでは真ん中にしておく。
俺を信じろ学べベクトルでは小林秀雄などの文学的教養主義があるので、学べベクトルに位置する。
勝間和代さんは学べベクトルのところ。すさまじい勉強量だからだ。
と同時に効率性を大事にしてロジカルシンキングも提唱しているので、論理、学べベクトルに
位置する。
カレン本というのはカレン・キングストンが書いた元祖そうじ力本を意味する。
意外と論理的であり、風水師としての長年の経験からの論証をしているので、スピリチュアル
と論理の間に置いてみた。ただ、そうじ力というのはそうじをすれば運命がよくなるという考え方で教養からは閉じていると思ったので、俺を信じろベクトルのほうに置いた。、
ということで、ビジネス書の棚をこの表でまとめられることが分かった。