床屋談義

ガソリンを入れようとしたら、渋滞であった。
ガソリンを入れようとスタンドへ入ろうと右折のために車道で待機している車が何台かあり、その後ろの車はガソリンスタンドには全く関与していないのに
渋滞に巻き込まれるという始末。
私はまだガソリンが半分くらい残っていたし、数百円のためにみんなに迷惑を
掛けることになるし、それに本当にガス欠寸前の人が待たされてかわいそうだから入れなかった。
日本の政治的貧困について思いを巡らしていた。
日本の政治は田中角栄から道路を造ることによって地方にお金を配分するシステムを導入した。
それでは特定の人にしか回らなくなり、小泉は銀行や大企業を優遇することによって、お金を配分しようとした。
格差社会になった。
お金がすべてという人が現れた。
今度は橋下徹が現れた。
配分もクソもない、金がないから、全部削ろうとした。
文化施設も全部削るらしい。
定見がない。
道路を造ることによって、地方にお金を回そうという考え方は最初は未来を見据えたアイデアであった。それ自体はいいアイデアである。田中角栄にはビジョンがあった。
それをずっと温存してまだ残していることに問題がある。今回のガソリンも
変わらない自民党のビジョンの古さが叩かれているのだ。
小泉の政治もその場だけであった。ちょっと経つとにっちもさっちもいかなくなるアイデアであった。
橋下も同じだと思う。
ちょっと節約するだけ、未来に投資ゼロ。少し借金減るだけで終わるだろう。
ではなくて、逆に文化事業に金を使わなくてはいけない。
文化的なコンテンツがこれからは金になる時代だからである。
一律にお金を減らすのではなくて、文化事業などの未来への投資は
お金を増やすくらいでなくてはいけない。
その代わりに大阪府を四つくらいのブロックに分けて合併してしまえば
いいのだ。そうすれば余分な行政組織がなくなり、お金を使うことがなくなる。
ヒーローズというドラマに出ているIQ189のマシオカあたりに日本に帰ってきてもらって、政治家になるよう要請するしかないような気がしてきた。