岡本信人主義

前にみうらじゅんが期待の新人なんかいらないと書いていたことがあった。
脇役とかそういう人が伸びていけばいいのだと。
たとえば岡本信人主演のドラマがあったら絶対観ると言っていた。
私も岡本信人主演のドラマが観たい。
新しい人なんかに興味がない。
古い人がどう変わっていくかに興味がある。
私が篤姫が好きなのは民放で干された俳優を野村再生工場並みに
よみがえらせているからだ。
全盛期の稲森いずみという人に興味がなかったのに着物できせるを吸っている姿にしびれたり、草刈政雄の阿部正弘がバカ殿にどんなことをされても
無表情である様に感心したりしている。
最近の水谷豊ブームもそういうもので、全く新しい人の新しいと称される
大根芝居に嫌気がさして、やっぱり安心して演技が観られる水谷に注目が
集まったのだろう。
それにしても最近水谷豊は本当に「お忙しったらありゃしない」だったことは確かだ。
みんな水谷豊そして加護ちゃんに興味があるのだ。ずっと見続けていた人たちがどう変わっていくかに興味がある。
そしてその系譜に連なるのがシノラーなのだろう。
シノラーの変わりようもかなりのものだ。
http://mudainodqnment.blog35.fc2.com/blog-entry-385.html
紆余曲折があった中でよりよくなるというのは大変なことだ。
みんな、徐々に衰えていくのだ。
の中で逆に自分の味を見つけ若い頃よりも輝いて見える人たちを私は尊敬する。
ここで高らかに宣言しよう。
新しい人よ、目覚めるな。
古い人よ、変われ。