なぜ夢は現実化するか?

スピリチュアル系とか自己啓発系の本には、「思い続けることで、現実化するので、
楽しいことや夢を思い浮かべよう」とよく書いてある。
しかし、なぜ現実化するのかどこにも理由が書いていない。
これは私のような理屈っぽい人間にはいまいち信用できない話ですわ。
いろんな本に書いてあるけど、なんでなの?とずっと思ってた。
だが、最近、苫米地英人先生の本を読むようになったら、惜しげもなくその理由が書いてあった。
それはホメオスタシス機能が関係している。
ホメオスタシス機能とは人間の体を維持する機能のこと、この機能があるおかげで、人間は37度くらいに体温を保つことができる。
で、この機能は体にだけ働くものではなくて、心にも働くものである。
だから、貧乏な人はずっと貧乏な状態を保とうとする。まかり間違えて宝くじが当たったとしても一気に使い果たしたりするわけだ。
ホメオスタシスはこのようにいい状態を保とうとするだけではなくて、悪い状態も保とうとする働きがある。太った人やたばこを吸う人がなかなか今の状態から抜け出せないのもこのホメオスタシスの働きなのである。
夢をいつも思い浮かべているとホメオスタシスが働いて、夢に見ていることを維持しようとする。だから、夢は強く願うと、現実化するのだ。
心に描いている状況が本当に自分だと思って、その自分を保ち続けるために勝手に
行動するようになっているのだ。
だから、夢をしつこく願い続けることが大事なのだ。
とはいえ、思い浮かべることと現実にあることって違うでしょと思う人もいるかもしれないが、
現実にあろうと実際にないことも脳には区別つかないのだ。
たとえば、映画を観ていて怖い場面があると、鳥肌が立つことがあるだろう。
あれは現実には起こってないのだから、体が反応する必要はない。
映画を観ている間は、現実だとか非現実だとかそんなことは関係なく、物語の世界に
入っている証拠である。
また、人の記憶というのはいい加減なので、テレビで見た場面などが自分の記憶と
入り交じることなどはよく起こることだ。
自分の記憶とテレビなどの非現実が混じるのであれば、現実と空想も入り交じることも
よくあり得る。
空想ばかりしていれば、そっちの世界が本当だと思って、その空想を勝手に維持しようと脳がしてくれるのだ。
だから、まずなりたい自分をリアルに思い浮かべることが大事だ。
で、今の自分には何が足りないのかなと現状を見てみる。
メジャーリーガーになりたいのなら、とりあえず野球のグラブを買ってみるかと
勝手に体が動く。
思えば、私も大学入試のときはそうだった。
何度も晴れた空の下で、都心の大学のキャンパスを美人と闊歩している姿を思い浮かべた。
そしたら、本当に都心の大学に受かったではないか。
というわけで、夢見ればそれはかなうんだよ。
という話。
わかりにくければ質問を受け付ける。

努力をしなければ願っているだけで夢はかなわないのではないかという質問を受けました。

私の答え。
たとえば何年後になんとかをすると考えたら、それをひたすら願いつづけながら、その目標に近づくためには今はどうなってなくてはいけないかなと考えます。
そうすると脳が勝手になにをしなくてはいけないかを考えてくれて、体が動きます。
その段階でもう脳から物質が出ていて、気持ちよくなっているので、努力もつらくないのです。
たとえば、女の子を落とすためにデートプランを綿密に立てる男いますよね。
ああいう男もプランを立てている段階でもう脳内が気持ちよくなっているので、
女を落とす努力ができるわけです。