宮コン体験記

先週末、宇都宮合コン、略して宮コンに行ってきた。
忘れないうちにメモをしておきたい。

街の複数の居酒屋やバーが参加して行われる合コン、通称街コンというのが盛り上がりつつある。
地域活性化少子化対策の美名の下に、あたかもいいことばかりのような記事が書かれている現状に意義を唱えたいというのもある。


宮コンの仕組み。
一人参加不可。
参加費
男性7000円
女性3500円
一軒のお店にいられる時間は1時間まで。
時間
18:00〜22:30


チケット引き換えにパルコに行くが、3人組なのに、2部しかパンフレットを渡されなかった。
もう一部くださいと言ったら、ギャル風の実行委員に「数量限定なので」とすげなく言われる。
なんじゃそりゃ。
18時から指定された焼き鳥屋に向かう。
待っていると、女性三人組が店に入ってきた。
私たちも三人組なので、店員に促されて女性が前に座る。
料理は、焼き鳥と豚汁のみ。
焼き鳥は一種類しか種類がなく、スーパーのお惣菜レベル。
豚汁は発泡スチロールのおわんに入れる。
すべてセルフサービス。
被災地の炊き出しのようなメニュー。
酒もレモンサワーとかビールとか学生の行く居酒屋みたいな感じ。
この店は、なんのために参加しているのか分からない。
合コンに使われるような雰囲気でもないし、焼き鳥も酒もまずいし、こんなんじゃ宣伝にならないだろう。
1時間過ぎた所で、女性が移動するというので終了。


うだうだ座っていたら、他の女性3人組が来て、前に座った。
結構話しも盛り上がっていたところで、時間なのでと店員に促される。
この店は人気ないし、そこまで時間にこだわらなくてもいいのではと思ったが、他の店に。


今度は広いバーのようなところ。
意外とすんなり入れた。
だが、待てど暮らせど女性が来ない。
来たとしても、他の男性客に取られてしまう。
もしかして、今日は男性の数が女性よりもとても多いのではないかとここらへんで気がつき始める。
前の焼き鳥屋でも最初の乾杯の段階で、遅く来た男性は女性と座ることすらできず、別の男性グループと一緒の席にされていたし。
意外とこの店は人気ないのかなと思っていたら、やっと女性が通路を通っていたので、声をかけて座ってもらった。
一時間くらい話して、終了。
ちなみにここの料理はペンネアラビアータとかパスタとかサラダとか適当なもの。
お見合いパーティーの料理レベル。
お酒はある程度種類があったが、それなりのもの。
30分くらい待って誰も来ないので、他の店に行くことに。


だが、5軒くらい店を回ったけれど、どこも空いてない。
しかたなく、広いバーに戻ったが、男性で席がいっぱい。
カウンターに通されて、そこで時間終了。
雪が降っている中を歩かされたし、全然面白くない。
参加したことのある他の二人も最低の宮コンだと言っていた。
あとで、この日の宮コンに参加した女友達に聞いたら、店に入れないから途中でカラオケに行ったと言っていた。


まず、男性の数を多く募集するのはやめてほしい。
1200対1200とか言ってるけど、
男は1200集まってるけど、もしかしたら女は500人くらいしか集まってないんじゃないの?
体感としては7:3くらいの比率だと思ったよ。
寒いから当日キャンセルする女性が多かったのかもしれないけど。
参加する店舗が増えすぎたので、無理やり集めてないか?
宮コンに参加した人の話を聞くと、男の数が多いってのはずっと言われているらしいし。


twitterで空いている店の情報が流れていたけれど、ツイート自体も少ないし、
みんながみんなtwitterをやるわけではない。
メールアドレスは登録しているわけだから、メールで情報を流してほしい。
もしくは、案内所みたいなところが1箇所しかないから、もっと人員を増やして誘導してほしい。
今回55軒も店が参加しているのだから、とりあえず空いてそうなところへ入ろうとしてもどこが空いてるかわからないし。


宮コンは巨大になりすぎたことの弊害が出ていると思う。
店に入れないから、出会えないし、料理もまずいので、また店に行こうとか思わない。
こんなんで長期的な地域活性化につながるのかね?
当日、宇都宮の街中に人が増えるだけじゃないかな。