山本梓研究

前から山本梓について気になっていて、前に山本梓について書いてブログに載せたら2ちゃんねらーに褒められたりした。
今日は最近観ていないさんま御殿を何気なく観ていたら、山本梓が出ていて女芸人にブーイングを浴びていた。
あずと自分のことを呼ぶと言ってはブーイング。
好きな男にはボディタッチをすると言ってはブーイング、観客も敵に周り、南海キャンディーズしずちゃんに「このメスネコ」とののしられるというというスリリングな展開であった。
こんなに面白い番組だったっけ、腹を抱えて笑った。
山本梓という人は自分でドSを公言するなど、ひどい性格を半ば売りにしているので、これで
いいと思う。
社長に次長課長との交際について問い詰められると逆ギレして、「何が悪いんですか?」と開き直り怒り、社長が「怖いんだもの」とさんまにラジオ番組でぼやいたという顛末はあまりにも有名である。有名じゃないけど。
山本梓のことばかり書いているブログを見つけて読んでみると、「今日も握手会ではやっつけ仕事でした」とある。おいおい、ファン辞めろよ。
今のような情報社会では、アイドルはもう男性の幻想を体現したような存在であるのは不可能であるので、逆に幻想を完全にぶちこわしたビッチ系「黒アイドル」というのが流行るべきだとライムスターの宇多丸さんが前に書いていた。
で、沢尻エリカがその役割を担うと期待していた。
しかし、日本社会の小市民化は急速に進んでおり、小さな悪を見つけてはKYと言って叩く
という風潮ができあがっていた。
そこで、沢尻はあの事件を起こす。
となると、黒アイドルは世間が炎上しない程度に不愉快な存在であることが求められる。灰色アイドルくらい、それが新しい道であると私は考える。
はっきり言ってノーマルな性格の人がテレビに出てきても何も面白くないから。
お笑い芸人気取りのアイドルも飽きたし。
ということで、灰色アイドル、叩くまでには至らないが小癪なアイドルという分野を孤独に山本梓が切り開いている。
これは応援せねばならない。
小悪魔、小癪、小器用で小市民に完全に嫌われて干されない程度に存在感をアピールする。
絶妙なバランスの上に成り立っている。
偏差値の高い高校に通っていたと小利口なところを見せたと思ったら、あんまりクイズもできないし、バレエを18年習っていたり、16年間ピアノを習っていたというアピールもあんまり生かさないし、あるかなきかの引き出しを見せたり隠したりするところが面白い。
ということで、これからも女子の心を逆なでするような発言・行動を期待している。
山本梓に本気で怒っているように見える女芸人とか観客の姿が私には面白くて仕方がないのだ。本人は全く気にせずへらへら笑っているし、すごいなあ、大物だなあ。