風俗、是か非か

歌舞伎町などの風俗街が軒並みつぶされました。エロ漫画やエロビデオなどの幼児ポルノの規制もはじまるようです。
欧米などのように幼児ポルノを持っているだけで逮捕という法改正もありえます。
そういう風俗やポルノを規制したら、性犯罪が増えるのではないだろうかという声もあります。
だが、歌舞伎町のような大歓楽街が消えたのにも関わらず
性犯罪が増加したという話を聞きません。
いや、地下にもぐっただけだよという意見もありますが、
地下にもぐった時点でひいてしまって、客として行かない
人も多く、相対的に風俗店が少なくなったことは確かです。

あの性欲はどこへいってしまったのでしょう。
どこにもいってません。
SMを思い浮かべてもらえればわかる人もいるかもしれません。
風俗もエロビデオやエロ漫画もそういうものがあるから、
煽られるところがあるのですね。
最初になんらかの形でこんな性欲の形があると刷り込まれ
そして自分からマニアな世界のものを求めていくのです。
だから、性風俗産業はマッチポンプだといえるでしょう。

で、風俗はなくなると性犯罪は増えないが、男の自殺が増えると書いてあるブログがありました。
セックスの回数を自慢する男やバイアグラブームのときの
不能への異常な恐怖を見る限りそれはあたっているかもしれない。
性風俗でやっと自信を保っている男が多いと書いてありました。

となると性風俗に代わり男に自信を持たせるような仕組みを
社会が提供しないと自殺する男が増えます。
夜回り先生が主張するように日本社会では人間関係が
攻撃的だといえます。
親や先生が子供を褒めない。同僚や友達も褒めない。
攻撃の連鎖が凶悪犯罪やドラック中毒を生んでいるです。
そういう寂しい社会が生んだひずみが現代日本性風俗産業なのです。

となると私の結論は、とりあえず周りの人を褒めるところからはじめようということです。
そうすればみなが自信をもち、性風俗産業がなくても大丈夫な国になると思います。
それなしに風俗やポルノを規制しても、かえって精神的ゆがみが大きくなるだけではないでしょうか。