ザ・ノンフィクション

この前、日曜の昼にフジテレビ見てたら、地見屋というのが出てきた。
地面を見る仕事だから地見屋。
これは側溝に落ちたお金を拾う仕事である。一晩中働いても2千円がせいぜい。
ライトでどぶの中を照らし、お金を工夫して作った棒で拾い上げる。
10年前にとび職をやっていて、怪我をしてそれから地見屋をしているホームレスのおじさんだ。
生活保護を打ち切られ、足が悪く資格もないため他に仕事も見つからない。
こういう人の生活保護を打ち切るというのは何を考えているのだろうか。
かわいそうで仕方がない。
しかし、私とて地見屋となんの変わりがあるのだろうか。
食える資格ももっておらず、何も変わりがない。
地見屋とマンガを読んでお金をもらう仕事とパントマイム芸人を番組では取り上げていた。
どの仕事もそれだけでは最低限の生活しかできないくらい安い。
どの人も創意工夫をして人よりも努力をして生きているのである。
なんだろう。このやるせなさは。
一生懸命働いても報われない社会なのかな。